雷のように 急激に落ちてくる恋と
雪が溶けるように 徐々に姿を現す恋と
貴女はどちらが良いですか?
狂愛進化論.....01
「骸様・・・あ・・・ッあ・・・」
「つまらないな」
何処の出の人かはわからない。そんな女を、欲望満たしの為だけに抱く。
そりゃ、裸体を見たら勃起はするけど本能的なだけで、心から「抱きたい」と思っているからではない。
根っからのS気のせいで、虐めようにも、反応が同じこの女に飽き飽きしてきた。
「もういい。帰れ。すべての記憶を失って」
手をあてると、女は素っ裸のまま倒れる。
『お前がいたという痕跡をすべて持ち、去れ』
そう言うと、スッと立ち上がり服やらバックを持って、"素っ裸のまま"出て行く。
「かっか!! また飽きたんだ!」
犬はヤンキー座りをし笑いながら、女を4階の窓から眺める。
「千種、もう次の女は決まってるのかい?」
「並盛町6丁目の11番地・・・」
「柿ピーがだいぶ前から標的にしてた子だびょん! あれは上玉!」
犬がひたすわ笑いながら、まだ、あの女を見ている。
「犬、行って来い」
「はいよ」
4階から飛び降りる。
やはり怪我をする訳はなく、楽しむかのように飛び跳ねている。
「や・・・・・・ちょ・・離して!!」
「きゃーきゃーうるさいびょん」
「びょんびょんうるさい!!」
「お前の方がうるさいびょん!!」
「何回でも叫んであげるわよ!! きゃー きゃー きゃー きゃー きゃーーーッ!!!!!」
コイツは私を抱きしめている。
本当は足でバシッと蹴ってやりたいんだけど、コイツがもの凄い勢いで動き回るせいで、落ちたら大怪我じゃすまないと頭が察知して動けない。
飛んだかと思ったら、20mぐらいは飛ぶし、目の前で走っていると思った電車が何時の間にか後ろにいたり。
つーか此処は黒曜中だよね・・?
てか、この方向は確実黒曜中なのに。
え、廃校ですか。
「君が?」
「きゃ・・ッ!!」
遠くで座っていたはずなのに、いつの間にか目の前にいる。
「そうだけど・・・・・何よ」
「強がりな女の子は嫌いだよ」
そういって、私の唇にキスをしやがった。
突然の事にビックリして数秒動けなかったけど、怒りが込み上げて平手打ちをしてやろうと手を動かした。
だけど、パシッと手を捕まえられてすごい力で抑えられる。
「でも、強がりな子を押さえつけられるなら、それは快感だね。これから毎日宜しくね」
「訳わかんない事言わないでよ・・・・・私は並盛中の生徒よ!? ここは黒曜中でしょ? 毎日なんて無理よ。放課後もクラブがあるし・・・」
「君はもう黒曜中の生徒だよ?」
「な・・・ッ!!」
「千種が手配してくれた」
「千種・・?」
誰?と思っていると、この目の前にいる男の横でペコリとお辞儀をする奴がいる。コイツか?
「で、でも・・・そんなのお父さん達が認めてる訳・・・」
「了承してもらえたよ」
まともな意識じゃなかったけどね と、小さい声で言いながら。
「僕は六道骸――。君のご主人様と言うべきかな」
「ご主人様って・・・・・どこぞのカフェみたいな・・・」
「あんな生温いことではありませんよ」
「拒否していい?」
「無理な話ですね」
ニッコリと笑いながら、私の長い髪を引っ張る。
「僕は長い髪より、短めの方が好きなんですよ」
何を言ってんだと思った時、突然ハサミで切られた。
「な・・・・ッ!!」
せっかく長くして、ポニーテールとかを結ぶのを楽しんでたのに!!
「動くと危ないよ、顔が切れちゃう」
「な・・・・え・・・・はぁ・・・?」
「うーん・・・・・上手く切れないなぁ」
お前が切ったくせに・・・ッ!!
続いちゃうんだよね←
骸さんは鬼畜でいて欲しいので、そういう話を書いてみました(*>▽<)
ちょっと暴走してますが、これからまともにしていくはずです!!(多分…
aiはあんな廃墟学校で住むのは嫌ですが、まぁドリだし!(ウハ
連載頑張ります(`・ω・´)ノ
BBSなどでの励ましのお言葉、お待ちしております!!