「おまえの好きなヤツが知りたい」なんて
ただの好奇心なんでしょ
ただの知りたがりでしょ
ただ、からかってるだけなんでしょ
まじめな顔で聞かないで
Confirmation
「は僕に何がして欲しいの?」
「特にないんだけどなぁ・・・・・」
恭弥は私を足と足の間に挟んで、首に手を回して髪の匂いを嗅ぎながら聞いてくる。
「欲しいものがあったら、すぐ持ってくるよ。草壁達が」
「なんで恭弥は動かないの?」
「が逃げていくから」
「逃げないよ。私には家がないもの」
私は数ヶ月前、並盛町の路地で男の人8人掛かりで犯されそうになった。
必死で逃げて、必死で叫んで。 でも男達の力には、この細い腕では適わない。
男のモノを挿入されそうになったとき、恭弥が助けてくれた。
「並盛の中で風紀を乱すことは許さない」っていって、3秒もかからない内に。
震えて、声も出ない私を、何も言わず抱きしめて。
惚れない訳がなくって。
家に連れて行ってくれたけど、何故か家はもぬけの殻。
私を置いて、夜逃げをするみたいに出て行った両親。ううん、あれは夜逃げだったのかも・・。
そしたら恭弥は強引に恭弥の家まで連れて行ってくれて、私を家族のように扱ってくれた。
恭弥も1人暮らしみたいで、家事をしてくれるならいてもいい と言う。
その言葉に本当に甘えてる私。
「は何が欲しいの?」
そればっかり聞く。
テレビも音楽も付けていない部屋だから、声が凄く響く。
「欲しいもの何かないよ」
「じゃあ、は何の花が好きなの?」
「・・・・・たんぽぽ?」
「じゃあたんぽぽ、取ってくる」
立ち上がって、いかにも移動しますって感じに動こうとする。
「いやいやいやいやいや!!! 今すぐ取りに行かなくてもいいし、そんなに欲しくないし!!」
「じゃあ、何の花がいるの?」
「いらないよ」
「じゃあ、何の動物が好き?」
「・・・・あげるなら小型犬かなぁ・・・」
徐に携帯を取り出して、誰かに電話する。
「草壁。小型犬を20匹とって来―――」
「ストーーーープ!!! そんなに犬いらない!! ていうか躾大変だし、ムリムリ!!」
携帯を奪って、電源を切る。
「どうしてさ」
ムスってしてるのか、分からない無表情な顔で私を見つめる。
「どうしてじゃないわよ・・・そんなにモノ欲しくない」
「でもプレゼントだ」
「プレゼントなんていらない」
「そんなに僕が嫌い?」
「嫌いなんかじゃないわ」
「じゃあは誰が好きなの?」
それは恭弥の好奇心? からかってるの?
分かってないようなフリをして、私を恥かしがらせたいの??
「そんなの・・・恭弥・・わかってるじゃない」
「分からないから聞くんじゃないか」
「そんなに私って、恭弥に冷たく接してる??」
立ち上がって、見下ろしながら恭弥を見る。恭弥は私の腰と手を持って、綺麗な切れ長の目でじっと見ている。
そんなに見つめられると、タジタジになっちゃうよ・・。
「僕はが好きだよ」
まるで引き付ける様に、自分の足の上に私を乗せる。
「私も好き・・・確認なんかしなくても分かっててよ・・・・・」
「確認しなきゃわかんないさ」
「でも、分かってると思うじゃない」
「確認をして、確信が出るんだ。自身はあるけど僕だって不安になるもんさ」
私の長い髪の毛を持って、くしゃっと握りながらも愛おしそうな目で見る。
「恭弥が好き・・・恭弥しか見えないの・・・」
返事を言わずに、恭弥はキスをした。
舌も侵入してきて、私にとっては恥ずかしいだけ。
恭弥もぶっきらぼうで、けして上手とは言えない様なキスで、息の仕方もヘタだと思う。
でも、愛おしい。
「ねぇ、・・・」
「・・ん?」
「これ以上の事していい?」
「・・・・・・・・聞かないでってば・・」
終わりましょう←
恭弥愛か骸愛・・・・さぁaiにはどっちが強いのでしょうか←
だってどっちも格好良いから・・・両手に花みたいな感じに取り合って貰いたいし、愛してもらいt(強制終了
aiからしては、獄寺と山本はカップルなんで書きづらいですねぇ・・。
引き離していいもんか・・・。
記念すべき(?)、恭弥ドリ第一弾のくせに、先が思いやられる・・。
BBSなどに感想、声援お待ちしておりまーす(`・ω・´)
ai