今の時代、
髪の色も
目の色も
自分に似合う服だって いくらでも変えられる。
でも、君の心を染められるのは
僕以外にいるわけないだろう?
重なった誕生日プレゼント
「ハッピーバースデー、!」
「ありがとう。」
可愛い声でお礼を言う。
誕生日来たって事は、老け込んだって事なのにはまったく変わらない。
そりゃ誕生日来ていきなり変身したら困るけど、はちっちゃくて、可愛くて、愛らしくって。
僕のタイプが歩いてるようなもの。
「誕生日おめでとう。これプレゼントよ。開けてみて」
「ありがとうツナ君・・・すっごく嬉しい。 これ・・もしかして、デジスターズの?」
「うん! が欲しがっているの見てたから・・・」
「本当にありがとう、ツナ君!」
ふぅ・・・あれ、買おうと思ってたけど買わなくて良かった。
重なったら嫌だしな。
特には友達が多いし。嫌だけど・・・好意を持ってる人だっていっぱいいる。
「はいプレゼント!」
「おめでとう、!」
「俺より3ヶ月遅いから年下かぁ・・・・男が年下ってヤだなぁ」
の彼氏なんだけど、こうズバッと言えない。
ていうか、言う勇気が無い。
「おい骸 お前の彼氏だろ。プレゼントぐらいあげろって!!」
山本に腕をつかまれて、前へ突き出される。
「なんで人前であげなきゃいけないんだい? 僕があげたい時にあげるのさ」
「それほどショボい物なのか?」
「ショボくなんかないさ」
「骸・・・?」
は少し心配・・っていうような顔で僕を見る。
空気的に、にプレゼントしなきゃいけない って感じ。
「わ・・わかったよ! ハイ、これ」
僕が持っていたら気持ち悪いほど、煌びやかな包み。すべてが黄色やらピンクなどのラッピング。
骸がちょっとだけ笑いやがった。
まぁ、無理もないか。こんな派手なラッピングを頼んでる姿を誰かに見られのなら恥ずかしいだろうし。
「わぁ・・・ペンダントだ・・ありがとう、骸!!」
可愛すぎる笑顔でニッコリと笑いかける。
すっごい照れくさい。
「なぁ、それって持ってなかった?」
・・・・・・・・・・・・。
少し眺めの沈黙。
は渋い顔をして、周りはどう反応すればいいのか理解してなかった。
「ほら、前リボーンとの食事の時につけてたヤツっしょ?」
獄寺はまったく周りの空気を読まずに、話を続けていた。
さっきの照れくささが、恥かしさに変わる。まるで、に興味が無い男みたいじゃないか。
僕は その場から逃げた。すっごい恥かしくなったから。
「待って・・・ッ! 骸!!」
・
「待って・・・待っててばッ!!」
・・・・。
「骸!!」
・・・・・・。
「・・・・痛っ・・」
!?
僕がいきなり右に曲がったから、の白い足が壁に激突したらしい。
15センチぐらいの大きさで、擦り傷が大量についている。
「大丈夫・・・?」
何故か、今になって心臓が大きく脈を打つ。
罪悪感でもきたのだろうか。
「大丈夫よ。骸、プレゼントありがとう・・」
「別にいらないだろ? が持ってるものを貰っても」
「嬉しいわよ。骸からだもん」
「僕は同じのをもらっても嬉しくなんかないさ」
「・・・嬉しいわよ。言ってるでしょ? 嬉しいの」
「なにがどう嬉しいのさ」
「プレゼントは高い安いとか、持ってる持ってないじゃないのよ? 気持ちを貰うものなの。持ってないものを貰うから嬉しい なんて幼稚園児だよ。骸からもらえるなら何でも良い。」
羞恥心が一気に体中に流れる。
恥かしすぎる。
「それにね、私が持ってるの青。骸がくれたのはピンク。骸から貰ったのを私が付けるわ。だから、私が持ってる青のを貰ってくれる? これでお揃いよ? お揃いのなんて初めてだね」
はポケットから、箱の中に入ったままのペンダントを取り出した。
「付けてくれる? 骸がくれたプレゼント」
は髪を全部掴んで、僕に首筋を見せる。
ペンダントをまわして、細かい作業が嫌いな僕でも必死こいて付ける。
「似合ってる?」
「あぁ、とっても・・・・・あー・・ごめんな」
「なんで謝るの? 謝る必要なんてないよ?」
身長が小さくて、顔はまだ小学生みたいに童顔なのに。どうしてこんなにも心を奪うのが上手いんだろう。
「ごめんね、」
「謝るような事してないじゃない。私は骸が大好きだから、なんでも嬉しいの。これ以上に望む事は一緒にいてほしいだけ」
少し日に焼けて暑い頬。
頬にも、オデコにも、そして唇にもキスを落とした。
「心を奪うのが上手いね」
「奪えるなら奪いたいわよ」
が限界にまで背伸びをして、頑張って唇よりまだ下のあごにキスを落とした。
とても照れて、また僕の胸元に顔を埋める。
重なった誕生日プレゼント・・・・
重なったけど、重要なことを貰えた気がする。
どうした、骸っち!!!(←
えぇ、そうです。aiが壊してしまいましたとも。壊れた骸は可愛いはずです!(…
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