You more important than whom....02














 穴の中に入ってみると、ジョージと少し幼い感じがする女の子が涙を流しそうな顔でこっちを見ていた。
 その顔が尋常じゃなく可愛くて、すこし俺等の心拍数をあげていった。

 死んじゃうんじゃないか!?と思うぐらい頭に血が上って、針で頭のどこかを指したら
 そこから噴水のように血が出てくるかもしれないと思った。





「あなた達でしょ!!この落とし穴作ったの!出して!」
「でも・・・」
「俺等どうやって穴にあがるかわかんねぇし。さっき他のヤツが落ちたとき、よじ登ってたもんなぁ」
「私によじ登れって言うの?もう・・・っ!」



 彼女は壁に寄り添いながら、耳を塞ぎながら目を瞑っていた。



「君、名前は?」
。あなた達の弟と同じ学年よ」
「なんで耳を塞いでいるの?」
「完璧にはふさいでないわよ。ただこうしてないと、落ち着かないの・・・。閉所恐怖症だから・・・」
・・・・先に言ってもいいかな?」
「なによぉー」
「俺等からは嬉しいんだけど、体育座りしてるからパンツ丸見えだぜ?」
「水色のスケスケ・・v」
「変態!」




 は足を勢い良く降ろして、手でスカートを下ろした。




「見ないでよね」
「「思春期ですから」」




 は顔が真っ赤になりながらも、僕等の顔をにらみつけた。


 その時点では、もうが運命の人だとおもっていた。
 勝手に思い込んでるだけの、自惚れ野郎だが、別に自分達の事だからどうでもいい――・・・





って美味しそうな唇してるよね」
「な・・っ////」
「吸い取りたくなる」
「な、何言ってんのよ!からかうのはやめて!!」
はムーディーに『キスしたい』なんか言うか?」
「そりゃ言わないけど・・・っ」
「僕等の事嫌いかい?」
「困るよ・・・始めて話しただけなのに」
「運命って信じるんでね、僕らは」
「赤い糸伝説って言うのかな」




 フレッドとジョージは私にジリジリと近付いてきて、私に襲い掛かるんじゃないか!?
 というぐらい顔を近づけてきて。


 抵抗すると、手を掴まれ、唇を舌で嘗め回す。味を感じるように。すると、いきなり舌が入ってきて私の舌を突いてくる。
 私からしたら、どっちがフレッドでどっちがジョージかまったくわからない。
 だけど、「フレッド、変われ」と声が聞こえたので、今キスをしてきたのはフレッドなんだろう。



「ハンパねぇぜ。一時間でもキス出来る」
「マジかよ・・・」


 ジョージは私を見つめると、すぐさま吸い付いてきた。
 息が続かないけど、まだしてしまいたいほどの、甘いキス。



「そんな顔するなよ」
「襲いたくなっちまう」
「それはカンベン・・・・」