心拍数、急上昇中








「先生・・?あの・・・これグリフィンドールの提出プリントです」
「そこに置いておけ」
「はい」



陰険なスネイプにプリントを提出してすぐさま逃げる。








、今日は一段と早かったわね」
「急いでたフリしたから、早く出来た!」



ハイタッチしながらハーマイオニーと笑う。
無理矢理係にさせられたのもあって、スネイプの教室に行くのはドキドキ。
いや、恋心なんて100%無いからね。 ていうか、無理だし。



「ハーマイオニー・・・ハリーは?」
「もう・・・すぐにハリーの事聞かないでくれる?」
「だって気になるじゃんv」



スネイプの部屋に入ったせいで、生気を失いかけてる私に、
唯一生き返らしてくれるのは、ハリーただ一人!



「ハリーならチェスしてるわよ。が来るまでって言ってたけど、あれじゃロンに勝つまでするわね」
「まさかぁーー・・・・はは・・」



チェスを真剣に見つめて、悩んでる。メガネが曇ってるのわからないのかしら。 ハリーから熱気でも出てるのかな。

私は、そーっと近付いて、メガネの上から手で視界を失わせる。
ロンはまたかっ!って顔で私を見てるし、ハリーは驚きもせずにただボーッとしてる。




「だーれだ!」

「もう少し驚いてくれたって良いのに・・」
「簡単すぎるんだって。」


私の手を掴んで、引っ張る。
そのせいで、倒れる私にチュッと唇にキスをする。

心拍数・・・あがってますよ! 再び流れ始めました!(?



「僕たちの目の前でキスしないでくれる?僕達は飢えてるんだ」
「"たち"って言わないで」
「君はキスしたことじゃないか!」
「それはロンも言えるんじゃなくって?」

「喧嘩しないでよぉ・・・」
「「 原因は君達だぜ? 」」


う・・・ッ! そりゃそうだけど、飢えてるロン達も悪いよ!・・・ねぇ?



「何処でキスしようが僕達は関係ないよ。僕がキスしたくなったらするだけ。は照れ屋だからしてくれないけど。ベットの上だとからせがむんだけどねv ね、?」
「ちょ・・・ッ!」


なんて事を言ってるんだ、ハリー!言っちゃダメダメ!
ドクンドクンと一段と早くなる。



は大胆なんだー・・」

「それは僕たちも見てみたい!」



後ろから、誰からかは見えなかったけど、こんな事してくるのはアイツ等しかいるわけない。


「ちょ・・・離せぇ・・ッ!」
の愛おしい姿が見たいよ!」
「ていうか、見せて!」


両方のほっぺにブチュッとキスしてくる。
・・・・無理矢理かッ!



「ダメだよ。」
「ハリーには聞いてないゾー?」
「僕等はにしか聞いてない!」



減らず口めっ!
いつか人妻に手を出しそうで怖いよ、二人とも!



は、僕じゃないと感じられないだから。こないだ、ウィーズリー家の双子のどっちかがの胸を触ったらしいけど、なーんにも思わなかったらしいし。僕じゃないとダメってことだよねぇ?」


少しだけだけど、周りの空気が張り詰めた気がする。
だけど、私の体は湯たんぽ異常に熱い。

すっごい勢いで血がめぐっているから。 ハリーのせいで。



は僕じゃないとダメなんだよ? も僕を愛してくれてるし」


二人の手をパチンッと叩き、私を抱きしめる。私の髪を掴んで、ほっぺの近くで、髪の束にキスする。
まるでほっぺにキスされてるようで、恥かしい。

さっき、2人にキスされたときよりも恥かしい。




「ね? 僕じゃないと感じられないみたいだよ?」




ハリーだけが私の心拍数をあげられるみたい。