君は英語がまったくダメ。


 そんな君がなぜ英語しか喋らないホグワーツに来たのだろうか。


 謎でしょうがない。


 だけど、君が来てくれて、いつも笑顔の僕等がもっと笑顔になれたんだ。


 好きだよ。








 Shine is darK 光は闇 ....01







 君の話す英語は、単語単語。
 聞き取る力は十分あるのに、文法がわからないらしい。
 うろ覚えの単語を、頭を抱えながら思い出して、言ってくる。


 それがとても可愛くて、本当に可愛らしくて、
 僕等のツボに入るのにそんなに時間は要らなかった。



!!」
「なに・・?」
「可愛いねv」
「とっても可愛いよ」




 は真っ赤になりながら、少し発音がおかしいながらも「ありがとう」と言った。

 その日から僕らは一緒にいる事が多くなった。
 付き合おうなんて言わない。は解ってくれてると思ってた。


 ぎこちない英語で、「お誕生日おめでとう。私から2人へプレゼントよ」
 と言い、僕等にプレゼントをくれた。
 僕等三人が写ってる写真に額縁を入れて、写真には「LOVER」と書かれていた。


 嬉しすぎて、僕らは男泣きをしてしまう。
 それをはニッコリ笑って、僕等に抱きつき、僕等の腕の中で寝た。温かくて、ウサギみたいに、ふんわりしていた。

 純愛なんて、そんな綺麗な言葉じゃない。
 僕達にとって最高な恋愛をしていたつもりだった。



「I love you, Fred....George(愛してるわ、フレッド・・・ジョージ」
「Me,too.....I love you forever(僕も。君を永久に愛すよ」
「I want to you. Be we girl(君が欲しい・・・僕達のモノになって」
「「Only kiss is lacking for me, I want to make love(キスだけじゃ足りない、エッチしたい」」



 はなにもわかっていなかった。
 単語は聞き取れても、僕達の言葉をなに1つ理解していなかった。

 だけど、コクッと頷いた。その時、君しか見れなくなって、僕達は羊に食らい付く狼のように、飛び掛った。




 君の反応は、今までエッチをしてきた女の子とまったく違う。
 喘ぎ声だってまったく違う。これがヨーロッパ人と日本人の違いなのかと、ひしと感じる。
 どこかをペロッと舐めると、ビクッと跳ねて、僕等をとっても楽しませる。






 その時が一番幸せだった。
 幸せなんて、平凡に笑っている時だけ。
 お金をつまれても、本当の幸せなんて味わえない。

 ただ君と笑っていたかったんだ。
 僕達があんな事いわなければ、君はまだ僕等の目の前で、口を手で隠しながら笑っていたのに。






 僕等があんな事したからだ・・・・・。