君は何て可愛いんだろう。
愛おしくて、愛おしくて、頭がオカシクなっちまう。
大切だから、失いたくないよ・・・・
砂糖よりも甘いもの
「フレッド・・・?ジョージ・・? どうしちゃったの?」
「別に」
「ただを眺めていたいだけ」
「なーに言ってんだか。」
は僕らの目の前で、本を読む。
4ページに一回ぐらいは僕たちを見てくれて、少し照れくさそうに笑う。
口を開けて、少しだけ舌を出す姿がとっても可愛い。
最初はなんとも思わない、ただの女友達だったのに・・・・時間が流れるにつれを好きになっていった。
「そんなに眺めてて何が楽しいの?」
「楽しいよ」
「を見ていたら、いっつも新しい発見出来るから」
昨日みた笑顔と、まったく同じ表情なんて見れることなんて出来ない。
昨日と状況が違うんだから。
一瞬、一瞬で綺麗になっていくんだから、1秒前の笑顔だって見れないさ。
だから僕達は君の笑顔を見るんだ。 見逃さないように。
「なにが楽しいのよ」
「ワケがわからない内容だったら何ページも戻ってまた読み始めてる所」
「少し刺激の強い内容だったら、数行飛ばしてる姿」
「悲しい内容だったら、ひたすら涙を流す姿」
「探偵モノだったらひたすら推理してる姿」
「「 全てが可愛いから見てるの! 」」
大きな声で言われて、ちょっと照れる。
「そ・・それはど・・も・・・・・」
なんて返したら良いかわからないから、一応礼。
「ちぇっ、照れてくれると思ったのに」
「十分照れてるけど? 毎日毎日恥ずかしい事言ってくるから免疫ついちゃったのかもね。最近はたまにクサくなったりしてるけど」
「じゃぁ、今日もクサイ事いってあげる」
まぢで?
「砂糖よりも甘いものって知ってる?」
「・・・砂糖よりも甘いもの・・?・・・んーと・・・・・メイブルシロップ?」
「ハズレーー。それよりもっと甘いもの」
「砂糖いっぱいのお菓子とか?」
「それじゃ砂糖が甘いってコトじゃないか。 それよりもーーーと甘いもの」
「わかんないよ・・・」
マジで分からない。
「「 それはネ、の口! 」」
そういって、どちらからか分からないけど私にキスをしてきて、離れたと思ったらまたキスされた。
軽くだけど、口に感触が残ってる。
「・・・・・・2人とも、それ間違いだよ」
「「 え? 」」
「2人と私の唇が当たったら甘くなるの。 私一人だけだったら甘くなんてないわ」