私はフレッドと付き合っている。
そして、ジョージとも付き合っている。



そう。浮気してるの。
でもね、私は全然悪気もない。
だったあの2人、いっつも「2人で1人!」って言うんだもの。
1人だけじゃつまんないの。2人で1人なら、2人と付き合ってもおかしくは無いわよね?















    Quite a story -凄ェ話-















、今日良いかな?」
「えぇ、良いわよ」
「じゃぁ夜の7時。例の場所で」
「OK。後で行くわ」





廊下を渡りながらフレッドが私を誘ってくる。
私はそれを否定しない。





「なぁ、
「なに、ジョージ」
「今日出来そう・・?」
「えぇいいわよ」
「んじゃ8時に」





ジョージも私に約束を申し付けた。
やっぱり双子ね、同じ日にしたがるなんて。

たしか、昨日もしたはずよ?欲望ぐらい抑えなさいよ。

















 *


















「ん・・はっ!」
「凄・・・ぁ!」



フレッドが私の中に欲望を飛び散らした。




「やっぱ最高・・・」
「そりゃどうも」





私は足がガクガクしているのに、無理矢理立ち上がって服を着た。




「何処行くのさ?」
「ちょっと用があって。感謝してよ?私、貴方のために時間を裂いてまで来たんだから」
「感謝してるって」





フレッドは立ち上がって私にチュッとキスをした。





ってなんで痕付けささせてくれないのー?」




そう。私は痕を付けささない。だって、嫌なんだもの。
バレちゃったら。私はスリルも味わいたいの。私ってすっごい自己中でしょ?
でも、直す気なんてサラサラ無いわ。



「だって、付けられて他の人に見られるの恥ずかしいもの。フレッドには私が付けてあげてるでしょ?」


そういって私はフレッドの綺麗な鎖骨に小さな痕を付けた。
赤々しくソレは咲いている。私のものだ、と証明するように。



「じゃぁね、フレッド」



私はちょっと照れているフレッドから離れた。
次はジョージの所へ・・。


















    *

















「・・ゃぁ・・・はっ!」
「・・っ!・・」



ジョージまで私の中に欲望をぶちまけた。
さっきフレッドでイったばっかりなのに・・・体ガクガクだっての。




「さっすが・・・気持ちよすぎ。」
「ありがと」
ーーキスマーク付けさしてくれよーー」




ほんと、双子って同じ事言うのね。




「ダーメ。私はジョージのモノじゃなくって、ジョージが私のものなの」




そういって、ジョージの綺麗な鎖骨にもキスを落とした。
フレッドは左側に対して、ジョージは右側。



「もう消灯時間だから戻るわね。今日は楽しかったわ」





そういって早めに着替え、部屋から去った。
ジョージもすぐさま着替えただろう。

2人は、お互いに彼女がいるなんて言ってないらしい。
か、私が言うなって言ってるんだけど・・。