好きで好きで、どうしようもなく好きで。


本当・・・・怖いぐらい貴方の事が好き。


貴方はただの友達って思ってるかもしれないけど、私はそう思ってないよ・・?


"異性"として見てるよ・・・・


あなたは私の事、どう思ってくれてるの・・・?







   抑えられない気持ち













「ねぇ〜〜リドルってばぁー!」
「あー五月蝿い!何回も何回もしつこいぞ!!」
「別にいいじゃないv私達の仲じゃない!」
「どんな仲だ!気色の悪い」
「ひっどーい!女の子にそんな事言う?普通」
「お前は普通じゃないから良いの」




私の前ではいっつも意地悪いしてくるリドル。本当はトムって言いたいんだけど、言おうとしたら睨まれたから、あえなく断念。

今日はリドルと一緒に教室移動をしよう!と思って、私はリドルに付いていった。
このために同じ授業をとったんだから!一番キライな魔法薬学だって!



リドルの目の前に行って、後ろを向きながらリドルに話しかける。



「そうやって歩いていると、危ないぞ」
「平気、平気!・・ぁっ・・!」




私はリドルの言ったとおり、階段を踏み外して、リドルの方へ倒れた。
まぁそこまで勢い付いてなかったら、リドルに軽く当たったぐらいですんだ。



「大丈夫か・・?」




どーしよ・・・心臓ヤバイ・・!
リドル胸板厚すぎ!やばい、妄想突っ走る!



「顔真っ赤だぞ?」



そんなに顔を近づけないで下さい! キスしちゃうわよ!(恐




「だ、大丈夫・・!ありがと・・」
「そーいうふうに女の子らしくしてたら、可愛いぞ!」




リドルは少し笑い、私の頭をポンッと叩き、階段を登っていった。



「ほら、行くぞ」
「う、うん!」




リドルは先々行ってるように見えるが、私が視界から見えなくなったら、途中で止まったり、足幅を小さくして歩いてくれる。


今日もリドルの大きな一歩についていけなくて、少し遅れたとき、
リドルはゆっくり歩きながら、右手を広げ、私に向かって手を出してくる。
一つ一つの行動が本当に嬉しくて、私はすぐさまリドルの手を掴んだ。


はたから見たら恋人同士に見えるけど、恋人じゃないんだよね・・・告白してないし。でも、私は大好きだよ・・。




















今日一日授業が終わり、一緒にリドルと大広間に行こうと思った。が、リドルの姿が見当たらない。
ちょっくら探しちゃおv


私はリドルの行きそうな所をうろちょろ歩いた。
だけど、なかなか見つからないので、イライラしながら廊下を曲がった。




「うぁっ!」



廊下を曲がった瞬間、キスしてるカップルがいた。しかも、なんか熱烈っぽい・・。
ビックリしたー・・・。此処は通るのやめよ・・・。


私は元来た道を戻ろうとしたが、ある事を思いだした。
リドルぐらい高い背だった。リドルぐらい綺麗な顔立ちだった。 それにリドルは今見当たらない・・・。まさか・・・っ!!



私は嫌な予感が頭を過ぎったので、悪いとは思ったが、また道を戻った。そして、ゆーっくり覗いた。



「(リドル発見!)」





リドルが壁にくっついて、少し照れた顔をしている。
そして、近くには1人の男の子。たしかリドルの先輩の・・・・。


ん・・・?ちょっと待て自分。
こういうとき、普通は女の子といてビックリ!みたいなパターンじゃないの!? 男の子って・・・おホモ達ですか!?




「(なんかバカらしくなってきた・・・・)」




私は一気に呆れてしまって、リドルを見るのを止めた。トボトボ廊下を歩いていると、目から涙が流れてきた。
すると、後ろから走る音が消えた。ハッとして、私は急いで涙を拭き、息を整えた。



・・!」
「先輩とキス出来て嬉しかった・・?」
「違・・っ・」
「私にはいつも思わせぶりな事してた癖に、本命は先輩だったんだ・・・」
「話を聞いてくれよ」
「そんなに私の反応が楽しかった・・・?そんなにバカらしかった?」
「話を聞けってば!!」
「何を聞けって言うのよ!!好きな人が男の人とキスしてて、驚くのが当たり前でしょ!!」
「だから聞けって!!!」




久しぶりに見たリドルの怒った声。
ビックリしたせいか、声が喉で詰まって出なくなる。



「僕はまったくそんな気は無かったさ。さっきキスされたのは、本当に突然だったんだ・・・。ビックリしすぎてなにも出来なかった。今思えば、投げ飛ばしてやれば良かったって思ったが、突然の事だったから・・・・僕はの事が好きだ。キスされたとき、少しドキドキした。だけどを見てると、何十倍もドキドキもするし、キスもしたいって思う」




少し沈黙が走る。



「僕じゃダメかな・・・?」




不安そうな声で言うリドルに近づいて、私は唇にチュッとキスをする。




「ドキドキしてる・・?」
「とっても」
「私の事、本当に好き・・?」
「愛してる」
「なら許すv」




私はニコッと笑い、リドルの手を掴む。
その瞬間、リドルに抱きしめられた。



「好きだよ、
「私もよ、リドル・・・・・













「ねぇーリドル〜」
「何?」
「トムって呼んじゃダメ?」
「ダメ」
「どーしてぇー!?」
にその名前呼ばれると、理性飛びそうになるから」
「・・・・」
「理性飛ばして欲しかったら、別にトムって呼んでもOKだけど?」





「トム・・・・好きよ・・・・・・」