一生に数回しかないようなチャンス。
僕はどんな手を使っても、ゲットしたいな。
君のためなら・・・・
Not cry, My Angel....03
「ひぇー・・・」
「あのが?」
「ありえねぇよなぁ・・・」
顔中の穴という穴が開ききっている、エマとルパート。
気持ち悪いほど、汗が出てきてる僕。
「それからすぐからメールが来たんだ。"付き合って下さい"って。スペルは結構間違えてたけど、それが妙に嬉しくなってさ」
「まだノロケる気かよ・・・」
「聞きたいって言ったのは、そっちじゃないか」
やっぱり、僕は自慢したかったんだろう。
話し始めると、止めたくなくなるし、もっと・・・もっとって思っちゃう。
秘密ほど、バラしたいっていうもんな。
「とは何度か会ってるの?」
「まだ片手で数えられるぐらいしかないよ」
「どうしてよ。もっと会えば良いじゃない」
「がどれだけ有名人なのかは知ってるだろう? 僕の映画1本分のギャラを半年で稼いじゃうほどなのに」
「ダン・・不死鳥の騎士団の契約ギャラは16億でしょ? それを半年で・・・・考えられないッ!」
そっか・・・エマは助演女優だから・・
「悪かったわね、貴方より少なくて!」
「人の心読まないでよ!」
「小さい声だけど言ってたもの」
・・・なんにも反論出来ない・・
「ちょっとまって、って次回作に出演最有力候補じゃなかったかしら?」
「は?」
「チョウ・チャン役のケイティが降板するって言ってるのよ」
「「え!?」」
僕らが一斉に声を合わせて言ったせいで、ハーマイオニーは耳が痛いみたい。
怒りをブルブルと震えながら抑えて、話の続きを言おうとする。
「・・・・あまりにも悪質なファンが多すぎて、精神的に疲れたみたいで・・・って、結構有名な話じゃない」
「僕たち知らないぜ?」
「ルパート・・貴方、朝の生テレビに出演したでしょ? その時、ちゃんとアシスタントの人が告知してたわ」
「聞いてなかった・・」
「良かったじゃない、ダン。と共演できるかもよ?」
それは嬉しすぎる。
と共演できるなんて、夢だって、夢!
「でも・・不死鳥の騎士団の撮影は3週間後だぞ? それまでに何千人の中からを選ばれるかどうかなんて・・・」
「ソコなのよ・・・・キスシーン求めて、他の国からも応募が来るだろうから、1億って考えた方が良いかも・・」
「いくら芸能人だからって、100%選ばれるなんて・・」
「じゃぁ、私達が推薦してみる?」
不敵・・・・・失礼、笑顔で僕らに語ってくるエマ。
「キャスト決めはこっちからは無理だぞ?」
「嘘おっしゃい。ダンとルパートが『シリウス役ってゲイリーがピッタリだって!』って連呼したから、ゲイリーに決まったんじゃない。」
「そりゃそうだけど・・・」
「他の人達にも頼んだらどう? オリバーとジェームズはの大ファンだし、ロビーも『娘みてぇに可愛い!』って絶賛してたし、アランも『美人だな』ってテレカを見ながら言ってたし」
「アランがのテレカ持ってるの・・・?」
それは想像したくなかったな。
「違うわ、それはルパートの」
「あ、無くなったと思ってたのレアカードだな!!」
「胸ポケットに入れて持ち帰ってたの見たわ」
「止めてあげれば良いのに・・」
のテレカの為なら窃盗するアランって・・・
ていうか、アランまで夢中にさせるって凄すぎるよ!
「とにかく、監督にお願いしたら聞いてくれるはずよ。」
「良いのかな・・」
「共演なんて、ダンには一生あるかないかの一大事なのよ、すべきよ!」
僕らの手を引っ張って、素早く楽屋から出るエマ。
あーあ・・・・次回作のインタビューをすっぽかす気かな、エマのやつ・・・
これ書いてて、思った。 すっごい嘘ばっかΣ(>▽<;<当たり前
まぁ、夢ってこんなもんだしね(嘘
ダンのギャラは本当ですが、ケイティ降板やらダンルパのゲイリー推薦も嘘っす。
『知ってまっせッ!』って方もいると思ったんですが、念には念を。って事で(≧▽≦)キャハv(ヲイ
こういう方がサラッと行くかなーって思って・・・・
まぁ!!なんて急な展開なの!( ̄△ ̄;) って思った人が多いだろうな。
許してねv
あ、忘れてた・・・・・アランは泥棒ではありませんッ!!(知ってるって
たしかに、ブロマイド見ながらニシシッと笑ってるアランは見たいけど・・(何