世界中の人が敵になっても貴方を信じてたわ  やっと無実が証明されたのね


昨日シリウスから手紙が来て“明日はの所に行く”って書いてあった
嬉しい・・!シリウスに会える!!12年間待ってたかいがあった!





私はシリウスの恋人だった。だけどシリウスは無実なのにアズカバン送りになってしまった。

私はすごく寂しくて、シリウスが写ってる写真をずっと見てたわ。

毎日涙が出てきて、一刻も早くシリウスに会いたかった。

シリウスはあんな事しない!って毎日思った。

でも12年間まったくと言って会えなかった。でも・・やっと!シリウスに会える!

シリウスは何にもしてない!心の優しい人で私の事を大切にしてくれてた。

私の12年間思っていた気持ちは未だに変わらないわ!!








!」





何年ぶりに聞いただろう・・・愛しい人が呼んでくれる自分の名前・・


「シリウス!!」



私も愛しいシリウスの名前を呼んだ。
シリウスはちょっと照れたように笑っていた。そして抱きしめてくれた。12年ぶりの感覚と12年ぶりの匂い・・・すべてが懐かしい。私の目からは大粒の涙が出た。




「シリウス・・会いたかった・・・ずっと貴方を信じてたわ・・・やっと・・会えた」
「俺も会いたかった・・愛している・・アズカバンにいる時にだってずっと思っていた・・・本当に会えて良かった・・」




シリウスはの頭を撫でての髪を指でくるくると回した。




「シリウス・・家に入ろう。私たちの家に」
「あぁ」




シリウスと私は一緒に家に入った。12年間何一つ変えていない家具。シリウスは唖然としたり懐かしんだりしながら家の中を歩き回った。




・・待っててくれたんだ・・ありがとう・・・・」
「シリウスを信じてたんだから待ってて当たり前でしょ」



シリウスはをガバッと抱きしめた。

「長い時間待ってくれてありがとう・・・」
「シリウスに会いたかったんだから待つのは当たり前でしょ!ねぇご飯作ったから食べて!一生懸命作ったんだよ!」
「食べさしてもらうよ!」





















「おいしい!さすが!」
「えへへへv頑張っちゃったvv」
「本当に美味しいよ!ありがとう、



シリウスはのほっぺにチュッとキスをした。



――寂しい思いをさせてごめんよ。これからはずっと君のそばにいるよ――



――大好きだよ、――



・・・・」





「ん〜?どうしたの?」
「これからはずっと傍にいるからな」
「それはプロポーズのつもり〜?」
「いや、それはまた今度」
「今度って・・・」
「まぁ楽しみにしておけ!」
「わかった!」