私はどうすればいいの・・・?
貴方に告白されて、どうすればいいのかわからない。
如何すればいいの―・・・?
無意識に掴んだ手
それは遡る事30分前。
ロンが勉強してる私に近付いてきた。
「ロン・・・どうしたの?」
「に話があるんだ」
ロンは私の横に座ってきて、私をじーっと見てくる。
少し緊張してきて、まともにロンの顔が見えない。
ロンは喋ってる時は、可愛い顔しているのに、今みたいに真剣な時は、
一気に"男の子"になるんだもの・・・・。ズルいよ・・・ドキッてきちゃうじゃん・・・・。
「最近すっごい可愛くなってるから・・・・。
だからさ・・・その・・・・皆がの事好きになって行っててさ・・・・」
そんな事無いよ・・・。
ロンだってモッテモテだよ?
「僕・・・の事好きなんだ・・・・誰にも盗られなくないんだ・・・・・」
私は、心底悩んだ。
ほんの3秒ぐらいだったけど、私にとっては10分ぐらいに感じた。
その時、ロンの顔が近付いてきた。
いきなりのキス。ぶつかってきたと勘違いするようなキス。
「ん・・っ」
「・・・ッ・・」
ロンが口を離し、私を見つめてる時、心の全てが見透かされてるようだった。
心の中が読まれそう。心臓が飛び出てきそうな勢いで動く心臓。
「もう一度キスしてくれたら」そう思ってしまうのはどうしてだろう―・・・・。
「・・・・その顔たまんない・・・・・誘ってる・・・?」
「違・・ッ!」
「そう・・・・」
少し落ち込み気味のロンをみて、何故か胸がキューと締め付けられたみたい。
すると、ロンは立ち上がった。
「ごめん・・・」
行かないで・・・行って欲しくないよ・・・
ロンは椅子を机に寄せて、この場から去ろうとした。
私は無意識に手を伸ばして、ロンの腕を掴んだ。
「・・・?」
「あ・・・あの・・・・行かないで・・・離れ・・ないで欲しい・・・」
こんな言葉なんて言ったこと無くて、
それも先ほどキスした相手に。
「僕がずっとココにいたら、を襲っちゃうかもしれないよ・・・?」
「構わない・・・から・・・・・ずっと一緒にいて・・・」
女ってもんは、離れていこうとする男の人の気を引こうとしちゃうんだよ・・・・?
ロンはズルイよ・・・・私の行動を予測してるみたいで・・・・
愛してるなんて囁かれたら、死んじゃうよ・・・・