misterioso....02













「おい、ジョージヤバくないか?」
「バレなきゃいいんだよ」
「そっか」


2日に一回は聞こえてくる、フレッドとジョージの笑い声。
また何か作ったのか、僕かパーシーを虐める方法を思いついたのか。

どっちにしても、いい事は考えてないだろうな。



「何してるんだよ」
「「うわっ!!」」


いつもなら驚かなず、試してみるか?と言われるのにも、
今回は驚かれた。

はじめてかも。



「なんだよ、そのメガネ」
「僕らの発明した道具さ!」
「その名も『どこでものぞきメガネ』!」


返事は返されるんだが、目線はこっちを向かない。
目線の先には、が入っているお風呂。


「・・・・・なるほどねぇ」


簡単に言えば、最低。
そこまでして見たいのだろうか。ていうか犯罪だろ!



「これほどまでタオル掛けが邪魔だとは思わなかった!」
「上と下の一番いい所が見えないじゃないか!」
「「壁の向こう側は見えるのに・・どうして・・!」」
「失敗って事だろ」


悶えながらも、顔の位置は動かさない。
後ろから見ていたら気持ち悪くてしょうがない。



「「おぉーーーっとッ!!」」


鼻息が荒くなって、髪が逆立っている。


「さすがにビックボインじゃなかったが」
「俺らの手には丁度良いな」
「「さぁ次はアンダーヘヤー!!」」


おいおいおい。
お前等の手の大きさだとしたら、ビックボインだっつうの!



「ロンも見てみろよ!」
「俺はいいって!」
「まぁまぁ見てみろよ!」


ジョージに手を掴まれて、抵抗できなくなる。
首を掴まれフレッドのつけていたメガネを無理矢理付けられて、顔を固定させられ、目を無理矢理開けられて見さされた。

名前通りに壁の向こう側まで見えた。



その時、が髪にタオルを巻きつけながら風呂場から出てきた。
身体はなにも隠していないせいで丸見え。アンダーヘヤーもバッチリ。胸もバッチリ。



「・・ぐっ!」
「「 うわっ! 」」



僕はそのままジョージの方へ倒れてしまった。
大量の鼻血を噴出して。







「・・・ン、ロン・・」
「・・・ぃ・・ッ!」


名前を呼ばれて起き上がれば、目の前にさっき裸をみたばっかりのの顔。
さっきの映像が頭に染みこんでいて、身体が熱くなるのがわかる。


「大丈夫・・?倒れたんだって?」
「ロン・・・君はピュアなんだね」
「純粋な君を怪我してごめんよ」


言葉は謝ってるのにも関わらず、目は涙を溜めて笑っている。


目を下げてみると、パジャマのボタンの間からチラリと見えるブラの色。
頭が熱くなり、鼻からなにかが出ているのがわかった。



「あ・・・鼻血・・」