学年違う僕たちが、恋に落ちるとは思わなかった。


お互いの存在は知っているのにも、別にどうこう って訳ではない。
ただいる って事しか知らなかった。


運命は決まってるんじゃなくて、僕らが作り出すんだとね。
別に神が決めてるわけではない。 僕らがこの行動をとったら、こうなるっていうのは誰にも予想出来るわけなかった。














  misterioso....01














「ロン!今日は私の大事な友達が来るんだから、ちゃんと片付けててよ!」
「ジニーの友達なら程度がわかるって」
「すっごい美人なのよ? 汚い所なんかみせたくない!」
「だったら床にポロポロ食べクズを落とすなよ・・・」


ソファーの上からのろのろ動くと、ジニーの太い足でケリが入る。



「その美人様はジニーと友達なのはおかしいよなぁ?」
「うるさいわねぇ!」


またケリが入りそうだったけど、足を曲げて当てられないようにした。


「へっへっ」
「もう!」


小さなゴミやら掃除したこと無いような場所まで掃除しはじめる。
普段しろよ・・・・
























が来た!」
「「ねぇー・・・」」


交友関係が広いフレッドとジョージだって知らないみたい。
本当にホグワーツ生・・・?



、さぁ入って入って!」
「失礼します・・」


ロングの髪にフリフリのワンピ。
何処のお嬢様かと思えば、顔を見た途端納得できた。

どうみてもお嬢様顔で、華奢な体型に可愛いオーラが僕らを包み込む。



「すいません、お邪魔しちゃって・・・あの、父から叔母様達に」


は高そうな袋から大きめな箱を取り出して、ママに渡す。
ママは「あら、何かしら!」とルンルン気分で開けてみると、ガリオン金貨と、高そうなお菓子。

ママの手が震えてる・・・!



「頂けないわよ!」
「いえ、貰ってください。父に怒られてしまいます」


綺麗な手でママの手に戻す。
唖然としてるママにニッコリ笑顔の。・・・・気に入られたみたい。


「もうこの家を本当の家だと思って遊んじゃって!」
「はい、有難うございますv」


のニッコリ笑顔に、ジニーがうっとり。でも、わかるような気もする。
フレッドとジョージなんか、気持ち悪い顔でを見つめる。
2人のうっとり姿なんか、誰も見たくないから・・。



「ねぇ、きてきて!私の部屋に!」
「えぇ。では、失礼します叔母様」
「楽しんでらっしゃい!」








僕はまだに恋をしていなかった。

僕よりもフレッドとジョージが恋に落ちたみたいで、
うっとりと、よだれが垂れそうな勢いで口を開けまくっていた。