「やればできる」と言うと
「世の中そんなに甘くないよ」と言う人がいる
そうやって諦める理由をつけたいだけなんでしょ?
そんな事なんかに頭を使わないで。
大人になったら、物事を知ったり出来る代わりに理由をつけたがる。
そんな大人になんかなりたくない。
諦めたときが本当の終わり
諦めるまでは挑戦は続くの
My heart leaps up.....01
「スリザリン、スニッチをゲット!! レイブンクロー敗退!! これで、グリフィンドールとスリザリンの試合が決定したよー!!優勝争いだ!!」
リーのデカデカとした解説に、ある人はうなだれ、ある人はライオンのような大きな声で叫ぶ。
試合は以外にもあっさりしていて、30分もいらない試合だった。
スニッチは普通飛び回って、私達から必死で逃げるものなのに。
私が飛び回りすぎて目が疲れてきて、すこし高い位置で動きを止め休憩をしている所に肩に何かが座った。
ん〜? という気分で肩を見てみれば羽を広げてはいるものの、飛ぶ気配が無いスニッチ。
そりゃ捕まえるでしょ。
ここ何日も試合が続いたから疲れてたのかな?ってぐらいに抵抗もせず、あっさりと掴まった。
「やったな、」
包帯ぐるぐる巻きのドラコ。
ドラコは虫の巣に石を投げつけて追いかけられたのち、階段をお尻から落ち、打撲や小さな骨折した。
くっだらなさすぎて、笑えてしまった。
その笑いが恥かしかったのか、急に「僕の代わりをしな」って。いやいや、上目線かよ。
でも、実際試合は見ることしかした事無いから、困ったフリをしてOKを出した。練習は大変だけど、ワクワクの方が多いし結果的にもこれだけ頑張ったんだし、いっか。
「明日はグリフィンドールとの試合だ、頑張れよ」
そりゃまぁ・・・頑張りますけど・・・・。
シャワールームはとってもデカイ。
私がこの床に寝っ転がっても、もう1人の自分が入るぐらいデカイ。
いいねいいね、この優遇感。
汗臭いなんていわれたくないから、念入りに2回もシャンプーをして、石鹸が飛び散るぐらい身体を洗う。
「んーー!! 清潔感サイコー!!」
この洗いました感がとてつもなく、気持ちイイ。
「誰かまだ残ってるの?」
「わ・・っ!!」
明らかに男の子の声。
下半身は見えないとしても、男の子の目線からなら胸が見えるかもしれない。だから、咄嗟に胸だけを隠した。
「君は・・・だっけ?」
「う、うん・・・・」
「ハリーって呼んでね。僕も今から入ろうと思うんだけど、横、いいかな?」
「え・・・あ・・・あぁ、別に良いけど。それにシャワーは皆共同なんだから、許可なんていらないよ」
「いや、一応ね」
そういって、ハリーは私の横のシャワー室へ入る。
「ねーハリー! ハリーは今日練習でもしてたの? 泥だらけだし、汗くさいし」
「7時間の練習。アンジェリーナが離してくれなかったんだよ。だからヘトヘトでさ」
「ふーんそうなんだぁ・・・私たちの試合見えてた?」
「全部は見れてないけど、歓声とか高く飛んだ時に見てたりしたよ。」
雑談ってこういう事だな。雑談・・・うん、雑談。
でも楽しかった。
僕の隣には、シャワーを浴びている女の子。
たった一枚の壁が邪魔だよね、まったくもう。
「明日そっちの寮と試合かぁ・・・・ハリーには負けちゃいそう」
「いやいや、だって瞬発力すごいじゃないか。元々シーカーじゃないのに、上達が早いし、恐ろしいね」
僕がシャワーを止めている時に聞こえる、隣の部屋からのピチャピチャという音。
思春期というか、発情期の僕にとっては刺激はとっても強い。
「ハリー、マッサージしてあげる」
「は!?」
一瞬、が僕と同じシャワー室に来て、その・・エッチ的な意味でマッサージしてくれるんだと思った。
「お風呂上がったら声かけて? 外で待ってるから。今日、私は試合をしたけどハッキリ言って疲れたってゆーほどじゃないの。ハリーは私の倍以上疲れているみたいだし・・・・・明日、その疲労が原因で私たちが勝っても、全然嬉しくないし」
「あ・・・あぁ、その事ね・・・してもらっても良いの?」
「えぇ、全然良いわよ。おばあちゃんとかにマッサージして、お小遣い貰ってたりしたから、自信あるし」
ドギマギした自分が恥ずかしい。
でも、ちょっと嬉しい。
「じゃぁ、待ってるねー」
「了解」
ハルカ様、5000hitキリリクのドリ。
いやいや、どんなテンションのドリだよ亜依!!!
大丈夫か自分←
崩壊気味ですが、次回作までバトンタッチ(ぇ
ai