「フレッドォ・・・・ジョージィ・・・・」
「なに?」
「今日は激しいのね」
「気持ち良い?」
「・・・イッ・・・ぁ・・・・・気持ち良い・・・・」
「痛かった?」
「大丈夫・・・・あぅ・・・」






 その時私は、声がする扉の前でキレた。
 フレッドとジョージと、誰かわからない女の人の声。


 明らかにヤっていて・・・


 もう嫌い!!









 Made it!









ーーー!!」
「愛してるーーー!!」




 何事も無かったかのように来ないでよ。
 昨日は私以外の人とヤってたのに!




「バーカ!!」


 私は2人に向かって振り返り、バカと言い放ってすぐ逃げた。
 話したくないし、顔も見たくない。




「な・・・なんなんだよ!」
、ちょっと待って!!」


 僕らは全速力での所まで走った。
 いつもクールなが、こんなに感情的になるなんて、初めてで驚いた。




「来ないでよ!!好きな子の所に行けば!!」



 声を少し裏返しながら、僕達をキッと睨む。
 そんなを見て可愛いって思う俺らって・・・マゾ?



、ちょっと待てって!」
「俺らが好きなのはなんだって!」




 フレッドがの腕を掴むと、は手を振りほどこうと必死だった。
 細い腕のが僕等の力に勝てるわけもなく、振りほどけていない。



「なによ、この浮気モノ!!」
「「浮気?」」
「あんた等が浮気するからいけないんでしょ!私、あんた等の事信用してないんだから、話しかけてこないで!!」





 の目からは大粒の涙が流れていて、
 フレッドの力が弱くなった瞬間に、は走り去っていった。



 悲しそうな背中を僕らはじーっと見つめていた。