今日は僕達の大切な日だ。なんてったって、僕等の誕生日!
いつも僕達はみんなにプレゼントしてるんだから、今日こそはプレゼント貰うぞ!
特に大好きなからは絶対に!
「ー!!」
「この日をどんだけ待ち望んだ事か!」
僕達は朝っぱらからテンションを上げて、に飛びついた。
「ちょ・・!なに・・?」
「は朝っぱらとっても可愛い!」
「本当だよ、ほっぺがぷにぷにして、唇はプルプルしていて、食べちゃいたいv」
「それは困るわ」
「今日は特別なんだから許してよv」
「今日・・?」
「そうさ!今日は僕らの誕生日だぜ?」
「待ちに待った僕らの誕生日!」
「「プレゼントはでもOK!」」
「ちょっと待って・・・私はちゃんとプレゼントを用意してるから」
「「本当かい!?」」
を頂けないっていうのはちょっとショックだったけど、プレゼントを用意してくれてるのが嬉しい。
やっぱ女の子だなぁー。(は女の子の中の女だけど誰かの誕生日っていうのを知っている。
凄いヤツなんか血液型、身長までも知ってるヤツいるし。(僕らの場合、だけは良くわかってる
「よっしゃー!からプレゼントを貰える!」
「なにをくれるの!?」
「今はあげられないわ。もっと後にあげるから」
「「ええーー!!」」
「良いじゃない。あげるんだから」
はニッコリ笑って、僕達の前から去っていった。
僕達は唖然としながら、の綺麗な背中を眺めていた。
今日一日はおかしい。去年や一昨年は、すれ違う人全員がプレゼントをくれて、
歩くのが困難になって、プレゼントを小さくし、ポケットにいれても、ポケットがパンパンになったぐらいなのに。
いくら僕達でも「プレゼントは?なんでくれないの!?」なんて言えやしない。
まぁ1人だけプレゼントをくれた人いたけど。
スネイプだ。
「ウィーズリー。今日は君達の誕生日だそうだな。私からプレゼントをやろう・・・・この宿題を今日中にやって来い。ありがたく頂け」
嬉しくないプレゼントを渡しやがって・・・・嫌がらせめ!
僕達は、自分達が何か悪い事でもしたのかと思い、頭を悩ませた。
だけど、悪戯したらプレゼントを貰えなくなると思い、この一週間イタズラをしてない。
なんかやったかな〜・・・と思いながら、髪をグシャグシャにした。
僕達のが悩んだ時にいつもやるクセだ。
僕達は、と僕らしか知らない秘密の部屋に向かった。
なんとなくだけど、部屋に向かいたくなる。
"ガタンッ"
絵が動き、小さな扉が出現する。僕達はその扉に手をかけて、軽く空けた。
「「うぉっ!!」」