僕は恋してる。


顔も背も体型も僕の好みで、見た瞬間から恋をしてしまった。
でも、少しだけ欠点があった。

君は、とっても男勝り。それがちょっと残念かな。








  恋してる








綺麗だなぁ・・・  君をずっと眺める。僕が告白をしてOKを貰ってもう3週間はたつ。
なのに手を繋ぐこともキスする事もしてない。

僕の方が女みたいで、考えてることが女々しすぎて泣けてくる。



「ハリー、これなんだけど」
「なにこれ」
「前ハリーが貸してっていってた本じゃん。俺すっげー頑張って読んだんだけど」
「あ、ありがと・・・」


"俺"って言われることにすっごい抵抗がある。顔は可愛いのになぁ・・・
でも、ホグワーツ全生徒に好かれている。その性格に受け入れて、アンバランスさが男共の心を擽ったらしい。
まぁ、僕もその1人だけど。



「ねぇ、!勉強教えてくれないかしら?」
「ハーマイオニー!を取るなよ。僕だって勉強を教えてもらいたいんだ!」
「あら、ロン貴方に勉強を教えたってすぐ寝ちゃうからダメよ」
「「 、勉強を教えてくれーー! 」」
「フレッドとジョージは年上でしょ! まだ習ってないのよ?」

「いや、俺はわかるけど・・・」
「ならいいじゃん!」
最高!!」


いっつもこんな調子で。
も断れば良いのに断らないし・・・・ 僕はとずっと一緒にいたいよ


「ハリーも来る?」
「あ・・・うん」


が僕の手を伸ばして、僕はその手を触る。小さい手なのに、すごくしっかりしていて温かい。
僕はその手に指を絡ませた。


「ハリー・・・手・・」
「手を繋ぐぐらい良いだろ? 僕たち付き合ってるんだから」
「まぁ・・・いいけど・・」



僕たちが手を繋いでるのを全員が見つめる。
付き合ってることを知っているのに驚くって少し失礼じゃないかい?


「手を離せーー」
「我等の英雄 だったのに、我等の天敵になるぞー?」
「ヤダね。は僕と付き合ってるんだ」

「キスもしてないのにー?」
「その年でピュアボーイは気持ち悪いぞー?」
「徐々にしていくつもりさ」


僕の言葉にハーマイオニーは目玉を飛び出させながら驚くし、ロンは恥かしがりながらも僕を睨む。敵対心丸出しじゃないか。
フレッドとジョージは・・・・僕の言葉を大きな声でリピートする。
・・・・・・アホか。





















図書室に入って席に座るとき、僕はの隣を死守した。
その逆はハーマイオニーだし・・・まぁ安全かな。



「ハリー分かる?」
「大丈夫」
「よかったよかった! 俺教えるの下手だからさー」


どうしてだろう。
が"俺"って言うたびに心臓がチクリと痛む。

別に傷付けられたわけじゃないけど・・・・なんか嫌。



「もう、・・・足ぐらい閉じなさいよ。女の子でしょ」
「えー・・足閉じてたら筋肉使って疲れるじゃん」
「ダメよ」


ハーマイオニーに両足押さえられながら足を閉じる。その時にフレッドとジョージがチッという大きな舌打ちを鳴らす。
僕がチラリと2人の足を見てみれば、靴に小さな鏡を付けての足元へ足を近づける。

パンツ見る気マンマンじゃないか。そりゃ僕だって気になるけどさ。何色とか、紐系かとか、何柄かとか・・・・


自分の中でガマンしてきたものが爆発しかけているのが分かる。



「どした?ハリー。気分でも悪い?」
「イヤ別に」
「顔が赤いぜ?」
「赤くないよ」
「赤いから」


の小さな手が、僕の額に当たる。ひんやりとしている手が気持ちいい。



「うーん・・・熱は無いね。だけどホッペは赤い・・・・どういうこっちゃ」
「「 がハリーを触るから、ハリーが欲情してんのー 」」
「んなわけないし」
「僕は大丈夫だよ。フレッドとジョージみたいに変態じゃないから」


本当は変態なんだけどね。
の事色々想像しちゃうし。



「あ・・・いけね・・。魔法薬学の本探すの忘れてた。探してくるね」
「あ、僕も行くよ」
「いいよ。悪いじゃん」
「2人で探した方がお得だろ?」
「・・・・・?」


が頭を抱えながら僕の手を掴む。
なんだ、嬉しいんじゃんかv















「どこらへんだっけ・・・魔法薬学の本って」
「アソコだよ。一番端」
「そーだっけ?」


僕は嘘付いた。 チャンスが欲しくて。


「ココじゃなくない? ココって変身術じゃん」


が僕の方に振り向いた途端、僕は本棚にを押さえつけた。
少し、背中を打って痛そうだったけど・・・・ごめんね。



「離して・・・勉強中だよ?」
「チャンスぐらい頂戴よ」
「何言って・・・ッ!」


押し付けるようにキスをした。
甘いけど、少しスパイスが掛かってるみたいで、身体の奥がゾクゾクする。



「・・・ハッ・・!」
「ん・・・ゃ・・ぁ・・!」
「もう"俺"って言わないでよ」
「それはクセだし・・・」
「クセは直せるよ。は男の子じゃない。完璧な女だ。ほら、僕が押さえつけててもはなんにも出来ないだろ?」
「・・・そりゃ女だけど・・」

「柔らかい胸だってあるし、僕みたいに付いてない。」
「変態・・ッ!」
「あぁ、僕は変態だよ。の事になるとね」
「も・・俺って言わないから・・・・やぁッ!」


ボタンを外して、の首元に吸い付く。
が鳴いているのがすぐわかって、赤い痕が3個ぐらい出来る。


「今、俺って言った」
「今のは違・・・ッ!・・・言葉のアヤ・・」
「でも言ったじゃん」


服の間から手を入れて、背中を触る。
温かいところに冷たい手が触れたせいでの身体が震える。



「感じてるじゃん」
「違うって・・・ッ!」
が女の子だって事、教えてあげるよ」
「教えなくて良い・・・!!」



















変態ハリー復活ヾ(*>▽<)ノ万歳。
霧葉様リク夢。 遅くなってしまいすいませぬ( ノД`)シクシク…


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