君を感じたくて....07








あれからすぐ、の所に男が近寄ってきた。手にはガリオン金貨が数枚。とヤろうとしている。




、いいかな?」
「えぇ、良いわよ・・・」




は立ち上がって僕たちに小さな声で「後で」っと言った。これからが、こんな男の腕の中で可愛くなっていく。の素肌にさわり、赤々しい痕を残していく。


そんなの耐えられない。


俺達はすぐさま立ち上がって、の手を片方ずつ掴んだ。は立ち止まって、僕たちを睨みつけた。




「ちょっと・・・離してよ!!」
「「嫌だ」」
「私は今から用事があるの!離して!!」
「嫌だ」
「離すもんか」
「何だよお前達!!僕はに用事があるんだ!離れてくれないか!?」



男の子はカンカンで僕たちに襲い掛かってきそうな迫力だった。



「うるせぇんだよ」
「俺達の大事な人をお金で釣ろうと思ってるんじゃねぇよ!!」




俺達はその男を一発殴った。
ジョージが殴り、フレッドが殴る。



「やめて!!」




何故こんなヤツを庇うんだ。
君をお金で買おうとしたヤツなんだぞ。



「チッ・・・!覚えてろよ!!」



男は僕達にガンを飛ばしながら去っていった。



「ねぇ!なんであんな事するのよ!!5ガリオン分、治療費が足らなくなっていくのよ!?どうしてくれんのよぉぉぉおおっ!!」
、聞いてくれよ」
「いや!!聞きたくない!!」
「治療費の事なんだ」
「関係無い貴方達になにがわかるって言うのよ!!」
「「関係あるさ!!」」





2人の大きな声に私は思わず、言葉を失った。




「僕達はが好き」
「君も僕たちが好き」
「だけど、が他の男に抱かれてるなんて許せない」
「だけど、お金がないと治療費が払えない」




は目を真っ赤にしながら僕たちを見てくる。
   僕達は決心した。



  「「の友達の治療費、僕たちが集めるよ」」