君を感じたくて....05
僕たちはなかなか寝付けず、久しぶりに勉強してみた。スネイプから出された羊皮紙2枚分のレポート。
こんな事でもしてないと、の事ばっかり考えちまう。
「ふぁ〜〜〜。ん?お前等勉強してたわけ!?ひっさしぶりに見たな、お前等が勉強してる姿」
「の事ばっか考えちゃうんだよ」
「それで眠れねぇから、暇潰し」
「ふーん・・・。そう言ってるわりには10行ぐらいしか書いてないけど?」
「「気にするな」」
「もう食事の時間だな。と一緒に行こうって誘えば良いのに」
「「その手があったか!!」」
俺達は羊皮紙をそのままにして、すぐさま男子寮を降りた。
「世話やかせんなよな〜」
女子寮に降りてみるとがいた。俺達は走っての所まで向かった。
「「!!」」
は僕たちに背を向けていて、大きな溜息をついていた。そして振り返ったが、僕たちを睨んできた。
「何の用よ?」
「と一緒にご飯が食べたいな〜って思ってv」
「却下」
「そう言わずにさ〜!な?」
「しつこい」
「「お願い!!」」
俺達はに頭を下げて、お願いをした。
「わ、わかったわよ。だから頭をあげて頂戴」
俺達は嬉しくなって笑顔で頭を上げた。
「プッ・・・」
は俺達の顔を見てが少し笑った。始めてみた笑顔だった。
「顔にインク付いてる。しかもジョージが右側、フレッドが左側。」
僕たちはその言葉を聞いてビックリした。
「・・・俺達の区別が付くの・・・?」
「えぇ。マグルの友達に貴方達と同じように、ソックリな双子を知ってるの。親友だから見分けも尽くし。だから貴方達の区別も付くの」
はそう良いながらポケットからハンカチを取り出して、僕たちの頬のインクを取ってくれた。
の整った顔がまじかに来て、僕たちの胸はトキめいた。
「徹夜で勉強するのは良いけど、顔にインク付けないようにしなさいよ?」
そういっては、歩き始めた。俺達はハッと我に返って、を追いかけた。