君を感じたくて....12
僕達は早起きをして、手紙を書いた。
気に入らなかったら、グチャグチャっと丸めて、ゴミ箱向かって投げる。
それを何回も繰り返していた。パパはすぐ理解してくれるけど、ママを納得させるのは至難の業だ。
もう42枚ぐらい書いている。手にマメが出来るようになってきた。
「"ママ達にお願いがあるんだけど、僕達はホグワーツをやめる事にしたよ。だけど、ホグワーツに通ってる時に掛かるお金を貸して欲しいんだ。"あ゙ぁ゙ーー!!こんなんじゃダメだ!絶対文句を言ってくる!!」
「どんなの書けばいいんだよ・・・」
「後から後から言うほど、ママは怒るからなぁ〜」
「でも、単刀直入に言うのもなぁ〜・・」
「これって相談するべき?」
「誰に?」
「ロニー坊や」
「あぁー・・ロニーかぁ・・・・大丈夫だと思う・・」
俺達はロンの寝室まで向かった。
俺達が昔使ってた部屋なので、少し懐かしい感じがする。
ドアの所にキズがあるが、それは僕達が作ったんだよなぁ〜・・・。
クソ爆弾をぶつけて不良品にさせてしまった。(まぁ驚かすために投げたけど
「「ロニーvv」」
俺達はロニーが寝てる所に行き、ロンの顔を覗き込んだ。
「・・ムニャ・・・・ハリー・・もう少しだけ・・・・・眠い・・・」
「俺達はハリーじゃねぇぞ?」
「君のお兄様さv」
「パーシー・・・・」
「「あんな石頭と一緒にするなv」」
「ん・・・?・・・んんっ!?!?フレッド、ジョージ!?なんでお前等がこんな所にいるんだよ!!」
「大きな声を出すんじゃない!まだ皆寝てるんだぜ?」
「少しは状況を把握しろよ」
「はぁ・・・で、なんだよ」
「俺達はもうすぐホグワーツをやめるんだ」
「はぁ!?」
「だから静かにしろって」
「あんまり理由は話せないんだけどなぁ〜・・・ロン、誰にも言うなよ」
俺達はロンにわかり易い様に説明をした。
ロンも大体内容がつかめたらしく、俺達に自分の考えを言ってきた。
「ママだったら、本当の事を全部書けばいいんじゃね?ゴチャゴチャ言うほど信じないし・・。あと、の印象が良ければ・・・・」
「「なんで?」」
「フレッド・・・ジョージ・・・・。ママが嫌いな奴にお金出すと思うか?例えばマルフォイとか。マルフォイに出すよりかは、ハーマイオニーに出す方が可能性は高いわけだし」
「ナイス、ロニー!!」
「良いアイディアが浮かんだ!!」
「もう寝てもOKだぜv」
2人はニコッと笑い、僕の前から出て行った。
「寝れないっつーの・・・こんなに騒がれたらさ」