どるちぇ.com
PHILOSOPHER'S STONE....38
試合が終わってすぐ、と僕はハーマイオニー達の所へ近付いた。
その時、思いもよらぬ事を聞かされた。
ブラッジャーとハリーの箒が可笑しくなったのは、スネイプのせいだ。アイツ、呪文をかけていたぜ?
と2回ほど聞かされた。
先生なのに、そんな事・・・・
「バカな!なんでスネイプ先生が、ハリーの箒に・・」
「理由はしらないけど、スネイプは頭が三つある犬に近付いてる!」
「なぜフラッフィーをしっちょる?」
「フラッヒー?」
「フラッフィー! 俺の犬だ。 去年パブにいたアイルランド人から買ったんだ。その犬をダンブルドアが大切にしている・・・あ、いかん。この事は話しちゃいけねぇんだった。 もう何も聞くな! 重大な・・教えちゃならねぇ秘密があるんだ!」
汗だくになりながらも、大きな声を出す。
唾が散るじゃないかー・・もう・・・・・
「でも、ハグリット。 そのフラッヒーがまもっている物をスネイプ先生が狙ってるのよ?」
「だから、フラッフィーだっ! なんでスネイプが狙っちょると思うんだ」
「バカ言え。スネイプ先生はホグワーツの先生だぞ? そんな事するはずがねぇ
「先生だろうと、なんだろうと呪文をかけていたのは確かよ。それぐらい一目でわかるわ。まばたきもせずハリーとを睨んでたもの。目をそらしちゃいけないんだもの。」
「僕も見た。じーっと・・・睨んでるみたいに」
「お前さん達よく聞け・・・関わっちゃいけねぇコトに首を突っ込んじょる。あの犬が守っているものは、校長とニコラス・フラメルだけで十分だ!」
・・・・誰?
「「ニコラス・フラメル??」」
「・・・あ・・いけね・・・・また口が滑っちまった・・・」
ハグリットは青い顔をしながら、スタスタと歩き去る。
「ニコラス・フラメル・・・知ってる?」
「知らない」
「なんか・・・・聞いたことある・・」
「ウソ・・・が!?」
「失礼な・・・・思い出せないけど・・何処かで聞いた事あるの」
雪が降り茂る中、お城の中はクリスマス・ムードでいっぱい。
年末を家族で過ごす人が大半で、ハーマイオニーやシェーマスは家に帰るみたい。
「ハーマイオニー・・・かえるの?」
「えぇ。パパとママが私に相談も無くコリアに行くって決めてて・・・・勝手に私の分のチケットも買ってるの。」
「そっか・・・お土産宜しくねv」
「えぇ、あそこはキムチっていう辛い食べ物があるらしいから、それを買ってくるわ」
「えぇー・・・ 可愛い物にしてv」
「アハハ!わかったわ」
ハーマイオニーを初めてみたときは、冗談が通じないのかな って思っていたけど、
気さくでとっても面白い子だな としみじみ思う。
「あ、ハリー!」
「出た、ブラコン魂」
「そんなんじゃないし、兄妹でもないッ!」
私は走りながらもハリーとロンの近くに行く。
なんか白と赤の駒を台に乗せて、ゲーム・・? をしてるみたい。
「ナイトをEの5へ!」
ハリーがそう言うと、駒は勝手に2個前へ行き、右へ1個動く。
次はロンの番みたいで、ロンはニヤニヤしながら駒を眺める。
「クイーンをEの5へ!」
そうすると、クイーンらしき物はハリーの駒の目の前に行き、
座っていた駒が行き成り立ち上がり、座ってた椅子でナイトを殴る。
"パリンッ!"
ナイトが・・割れた。
「なにこれ・・・野蛮じゃない!」
「魔法使いのチェスさ。この割れたナイトを机に置いたら勝手に元に戻るんだ」
ロンがナイトの破片を1つだけ、机に置くと、他の破片がいっきにその駒へ戻っていき、元の形に戻る。
あ・・そっか。 壊れたままだったら続きが困るもんね。
「荷造りできた?」
「ロン達は帰らないの?」
「パパとママはルーマニアに行くって。ハリーとはダーズリー家には戻りたくないみたいだから一緒に過ごすんだ。チャーリー兄さんがドラゴンの研究してるから、パパ達すっごい心配してるんだ」
「へぇ・・・じゃぁ達は図書館でニコラス・フラメルの事を調べておいてね」
「もう100回も調べたじゃないか!」
「まだ48回よ」
「・・・100回って言いたくなるほど多いって意味さ」
「それに閲覧禁止の棚はまだ調べてないじゃない」
「の言う通り! じゃ、良いクリスマスを!お土産楽しみにしててね」
ハーマイオニーはニッコリ笑顔で去る。
ハーマイオニーも調べてー・・・
「アイツ・・・僕らのせいで悪くなったな」
「私はいれないでくれる?」