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PHILOSOPHER'S STONE....35
私とハリーはニンバス2000を持ち、選手用の服を着て、会場入りした。
っていっても、楽屋・・っぽい所で待ってるけどね。
「フレッドとジョージ、その服似合ってるね。なんか、しっくりくる」
「俺達は2年間もビーターをしてるんだ!しっくり来ない訳がない!」
「この棒で、姫を狙うブラッジャーを跳ね除けてやります!」
「「 命に賭けて! 」」
「そんな・・大袈裟な」
とフレッドとジョージが楽しく話しているとき、僕はとっても腹が立った。
"僕のなのに"ってずっと思ってた。
僕のって誰が決めたんだよ・・・まったく・・・・僕って・・
「、震えてるけど大丈夫かい?」
「頭の怪我も治ってないんだろ?」
「大丈夫、これぐらいでへこたれちゃ、チェイサー失格! でしょ?」
「「 さっすがー! 」」
ウソツキ。
嘘がバレバレだよ。 は嘘をつくときに必ず頭を"掻く"から。
僕だけしか知らない。 と、思っていた。
「、嘘は付くな」
「「え?」」
と僕は一斉に声を揃えた。
普段は恥ずかしくないのに、今、恥ずかしいって思った。
「オリバー・・・私・・・嘘なんか・・」
「が頭を掻く。その時は絶対嘘をついている。"いつも見ていれば"わかる。」
サラッと言ったオリバーの発言に、僕は内心嵐のようにグシャグシャになった。
" いつも見ていれば "・・・? なぜ、いつもを見てる?
答えは簡単だ。 オリバーはに恋してる。
ハーマイオニー達に向ける視線とまったく違う。 それぐらい、僕にも分かるよ。
「俺達も、いつもを見てるぞー」
「トイレとお風呂の時だけは、見れないけど」
「「 それ以外なら! 」」
なんでそんな事、サラッと言えるのだろう。
僕が今まで、言おうと思っても言えなかったことを。 なんで、この人達は楽しそうに言えるのだろう。
が、僕から離れていくように感じた。
「が怖がることがわかる。僕も初試合のときは緊張した。まぁー・・その時は頭にブラッジャーを食らって一週間後目が覚めた」
「オリバー、それ脅しーー」
「を怖がらせるなんて許せなーーい」
「「 サドは女に嫌われるぜ? 」」
「失敬な!」
が笑いながら僕をチラリと見たとき、僕らの目の前の扉が開いた。
「、箒乗って」
「1人だけ出るの遅くなっちゃうぜ?」
私は、焦りながらもニンバスに跨る。
「あー・・・の箒になりたい・・・ッ!」
「変態か、フレッドよ」
「に関しては変態道まっしぐらサ!」
「、変態フレッドの近くに行くなよ、襲われる」
「は受け止めてくれるもーーん」