PHILOSOPHER'S STONE....19
「おはよう、ハーマイオニー。目の下にクマまで作ってどうしちゃったわけ?」
「が寝言で『ハリーハリー』言うから寝られなかったの。」
「僕もさ。ハリーなんか枕を抱きしめて寝てた」
「ブラコン、シスコン兄妹・・・・」
「今日テープで口を塞いで寝たほうがいいかも」
「たしかに・・・」
ホグワーツ来て初めての授業。
はハーマイオニーに引こづられながらも、教室に着き、書き取りの授業をしていた。
「ねぇ、ハーマイオニー・・・・ハリーは?」
「もう!一分おきに聞かないで!! 道に迷ってるか、サボってるのよ!」
「ハリーがいないとつまらない・・・」
「授業は"つまる""つまらない"の問題じゃないのっ!!」
「だってぇー・・」
「あーもー五月蝿い!黙ってて」
「ヒドイー・・・ねぇ、前の席にいる猫って誰の猫?」
「マクゴナガル先生よ」
「猫が先生!?」
「変身してるの。今変身術の授業でしょッ!!」
「あ、そっか・・・・ねぇハリーまだ?」
「五月蝿いッ!!」
はチラチラ後ろを見る。
後ろにいるドラコとクラ・・・なんとかってヤツは照れてる。 アンタ達じゃないっつーの。
"タッタッタッタッタ"
遠くから走ってくる音が聞こえる。
絶対ハリー。 この時違う人だったら、呪文で吹き飛ばしたいナ。 呪文知らないけどッ。
「遅れてスイマセン!」
「あれ・・・マクゴナガルいないじゃん。あの人おっかなそうだもんな。」
その時、机に座っていた"猫"が机から降りるのと同時に、猫から人間の姿へ変わる。
マクゴナガルだ。
その一瞬の動きに、「うぉー!」と叫ぶ人もいた。私もダケド。
「変身お見事ですね」
「ありがとう、ウィーズリー。貴方達2人を懐中時計に変身させましょうか?それなら遅刻しないでしょ?」
「道がわからなくて・・・」
「では地図にします? ・・・地図なしでも自分の席はわかりますね?」
そういってマクゴナガルは背を向け、机に戻る。
机の前に来たときはもう猫になっていて、ジャンプして机の上に上る。
結構お年なのに・・・凄いですね。 さすが、ホグワーツ副校長ッ!!