PHILOSOPHER'S STONE....15
少し奥のほうに空いているコンパーメイトがあって、僕らはソコに入った。
景色をみながら色々喋っていると、コンパーメイトが開く。 そこには先ほど会ったばかりのロンがいる。
「ねぇ・・・そこ据わって良い?ほかに空いてる所無くて」
「「いいよ!」」
ニコッとして、私達の前の席に座る。
「僕ロン!ロン・ウィーズリー!君達はー・・・双子?それとも恋人同士?」
何故みんな恋人or双子というのだろうか。
「ううん。義兄妹。僕、ハリー!ハリー・ポッター!」
「私は。・」
名前を言ってすぐロンの表情が変わる。口をあんぐり空けて、僕達の顔を交互に見る。
「じゃ・・じゃぁ傷・・・あるの?」
「「あるよ!」」
前髪を上げて、左右対称にある傷を見せる。
それを見て余計に驚いている。 なんか面白い人だなー・・・・
すると、横から物売りのオバチャンが籠を押しながら喋りかける。
「僕ちゃん。なにかいかが? 色々あるわよ!」
「僕は良い。ママが作ってくれたサンドウィッチがあるし」
「全部頂戴!」
「「え?」」
「私も欲しいわ。ハリー。半分出す!」
「君等、そ、そんなにお金あるの?」
「大丈夫!」
「有り余ってるのよ」
僕達は巾着からお金を取り出し、お菓子を全部買った。
オバサンも呆れた顔をしていたし、私もこんなにあるとは・・・!と少し驚いた。
「ロン、コレ何? 百身ビーンズって」
「色んな味があるヤツさ。チョコにペパーミントに・・・・ほうれん草、レバー、ゾーモタージュ」
「「うぇ」」
「フレッドは脇汗味、ジョージは鼻くそ味に当たったってサ」
僕達はソレを聞いて、口から百味ビーンズを出す。
チョコならいいものの、鼻くそ味、脇汗味なんてまっぴらゴメン。
「ねぇ、このカエルチョコって何?」
「チョコが蛙みたいに動くんだ。カードのオマケがついてるんだ。有名な魔法使いのカードがいっぱい。僕500枚も集めた!」
「これ・・・ダンブルドアだ!」
「僕六枚もってる」
「私のはイザベル・ストロング。誰?」
「うわぁ・・・すげぇ。中々手に入らないんだ!あ・・・そのカードくれない?僕持ってなくて」
「えぇ、良いわ!」
″ガタンッ!″
「きゃっ!」
いきなりコンパーメイトが開いた。
そこには栗色の髪をした女の子がキョロキョロ見回しながらコッチを見ている。
「はぁ・・・・ねぇ、ネビルのヒキガエルを見なかった?」
「「「見てない」」」
「あらそう・・・・三人ともローブに着替えた方がいいわよ。もう少しでつくから」
「ありがとう。えーっと・・・」
「ハーマイオニー。ハーマイオニー・グレンジャー。貴方達は・・・もしかしてハリーと?」
「「うん」」
「お会いで来て光栄だわ。よろしく。えっとソッチは・・・」
「ロン・ウィーズリー」
「宜しく。じゃぁ私もう行くわ!ホグワーツで会いましょ!」
まるで嵐のように去っていった。
「早く着替えよッ!」
「着替えるってドコで?」
「ココしかないでしょ?」
そういいながらは上からカッターシャツを取り出し、今時分が来ている服を脱ごうとしていた。
「「わぁーーーーーーッッ!!!!」」
「、ココで着替えなくても」
「トイレで着替えようとしても、どうせ皆使ってるからダメよ」
「じゃ、じゃぁ僕がローブで隠すから、早くカッターとスカートを履いて!」
「なんで恥ずかしがるの?家だったら部屋が同じなんだから何時も見てるじゃない!」
「見てないよ!失礼な!」
ロンも僕もを見ないようにして、ローブで隠した。
下を向けば両足首にズボンがあるし、上を向けば、の肩とブラ紐がバッチリ見えて、
前を向けば、ガラスに映ったの姿が見えて・・・・嬉しいはずなのに、なんか悲しい気分。