Just a game.....06







「リドル・・・・・」




やっべ。心臓ヤバイ。
ドキドキとは100%違う。 怒られる・・・ 嫌われたくない・・・ッ!!



「なんでそんなにジーーっと見つめるの? そんなに変? 私のカオ。」


ふぅーーー・・・ セェーーーフッ!! バレてない。おっしゃっ!!
心の中でガッツポーズ☆




「別に変じゃない。」
「襲ってないよね?」



Σ ビクッ




「するわけないよね。リドルだもん」
「あ・・あぁ」



結果オーライ。
そのイメージを持っててくれてありがとう!




「ここ・・・医務室だよね・・・・私、結構寝てた?」
「俺が突いてもおきなかった。でも寝起きは悪くなかった。 ・・・・少しドキッとはしたけど」
「ありがとう。最近、ちょっと疲れててサ・・・」




は笑いながら頭を触った瞬間、片目をギュッと瞑る。
手は素早く離すし・・・




「痛い?」
「多分・・・たんこぶが出来た・・・・」
「みして」



無意識に近付いて、痛がってたところの髪を掻き分けて頭を見る。



サラサラと長く細い髪。鼻を刺激させる甘くて、心トキめかせる匂いがする。
この髪も匂いも、誰にも渡したくないと思った。



彼女でもヤった相手でもないのに、独占欲。いつからこんなアホになったんだろうか。





「・・あーアオタンできてる」
「うそっ!?」
「多分、本棚の本がブツかった時に出来たんだろう。痛くない?」




チラリとを見たとき、驚くほど顔が近くて、体が動かなくなる。
金縛りなんかじゃない。 だけど、体に電気が走る。 ビリッ 所じゃない。 バリバリッ!! ぐらいはキてる。



何人の男がこの顔を真近で見たのだろうか。
俺が始めて・・・なわけがないし。 てか、こんな可愛いヤツほっておくバカいねぇし。
あ・・・俺最近まで知らなかったんだっけ。







「リドル・・・?」
・・・・・」






涼しい風が窓から流れてきて、俺らを急かすように体全体に当たる。