Just a game...04
「・・・?」
「・・・・・・・・」
「ー」
「・・・・・・・・」
「寝込み襲うぞ?」
「いや、それはちょっと」
なんだそれ。
呼びかけた時はまったく返事しないのに、襲うと言った瞬間即答かよ。しかも完全否定はちょいとキツイ。
そりゃ、いままで断れた事ないこともあるが・・・・
「こんな体制でしたくない」
「あん?だったら此処から出たらヤらしてくれるわけ?」
「いや、意味違うんだけど・・・」
照れているから なのかは分からないが、はスッと前を向く。
髪の毛が鼻に当たってムズムズするんだけどなー・・・ あー・・ でも良い匂い。
「リドル・・・ドキドキしてる。」
「はっ!?」
「だってさっきから胸がドキドキしてる。胸元に耳当ててるでしょ?
気付かなかった。 ただ、の横顔が見れるだけで満足していた俺はまったく気が付かない。
それに・・・ 左手が”オレ”の近くに置かれていて・・・ ヤベッ 考えるのやめよ。
「どうしてドキドキしてるの?」
お前はサディストか!? わかれよ・・・ どんだけ鈍いんだよ・・・
「そりゃ女と一時間以上ピッタリくっ付いていればドキドキしたってするさ」
「血管切れるよ?」
「いや、そんなんで切れたらとっくに死んでるし」
「ごめんね・・・寄り掛かっちゃって・・・・・」
「場合が場合だし」
「でも、疲れない・・・・?」
「別に・・・鍛えてるのがあるし・・・・ どうって事ないサ」
「そう・・・・・後でお礼しなきゃね・・・」
はそういって体をズラし、”オレ”の近くに顔をうずくめる。
お礼って・・・ え? まさか・・・! そんな・・・ が!? 嬉しいことをしてくれるじゃねぇかッ!!
1人でテンションが高くなっていく俺はの頭を撫でる。
早くしろ!! と言わんばかりにせかしているのに 違いないけど。
だけど、まったくは動かない。
それに顔を近づけてるっていうよりかは、乗せてるって気が・・・ ・・・・・・嘘だろッ!?!?
俺はすぐさまの髪の毛を書き上げて顔を見る。
そこには目を閉じて、小さく 溜息のような吐息を立てているがいた。
「・・・・寝るなよ・・ッ!!」
あーあ・・・ 期待して損した。
妄想を繰り広げていたせいで、少し膨らみが増した”オレ”。
抜けねぇし、襲う・・・っつーのはシャクに合わないし・・・・
どうしろって言うんだよ・・・!!
「リド・・・・ル・・・」
発音は少しオカシかったが、俺の名前を呼んでくれて、嬉しかった。
髪を撫でると、俺の指とが指を絡める。
なんだか居心地がよくて、小さな指が温かさを教えてくれた。