Just a game....02











二日に一回はヤっていた俺がもう5日はしてない。
他の人から見たら「5日ぐらい!」と思うかもしれないが、俺にとっては大問題。

数年禁欲していた男みたいに、ミニスカを履いている女を見るだけで、ドキッとする。


だけど、思いつくのはの顔。




・・・・」
「なに?」
「うゎっ!」




図書室でボヤいていたら、すぐ横にがいて首をかしげている。
何事もなかった かのようにニコニコしていて、胸元の本を両手でギュッと握る。




「あ・・・いつのまに・・・ッ!」
「さっきからいたんだけど・・・・リドルの後ろにある本取りたくて」



が指差す所を見ると、少し分厚い本がズラリと並んでいる。
俺の頭の後ろにあった本を一生懸命 爪先を立てて取ろうとしている。

何回かジャンプしたり、手を広げたり指をピンッと伸ばしたり。



可愛いなぁ・・・


無意識に相思った。少し幼稚な考えを持っている所がまた良い。




「手伝ってよ・・・」
「俺手が短くて」
「手が短くても、私を持ち上げることは出来るでしょ?」



取ってと言えば簡単に取ってやるのに、なぜ持ち上げてもらおうとする?
俺の理性はあんま効かねぇんだぞ。




「暴れんなよ」



の横腹を掴むと、がブルリと震える。まだ男に触られるのを慣れて無いのか、驚き過ぎ。
腕に力をいれ、を持ち上げる。軽すぎだぞ・・・・

持ち上げた途端匂う、女の匂い。香水のような匂いじゃなく、元々の匂い。
やっぱ落ち着くわ。香水は臭すぎる・・・。




「取れた!」



が本を持ってすぐ俺はを地面へおろした。
これ以上クンクン匂っていたら、変態に思われる・・・。




「ありがと。レポート明日中に出さなきゃいけなくて・・・・」
「たしか俺もレポートあった気がする・・・する気ねぇけど・・・・・・お前何年?」
「リドルと同じ」



・・・嘘だろ?コイツと?童顔も度が過ぎる・・・・1年下かと思っていた。




「童顔で悪かったわね」
「なっ・・・」
「小さな声で喋ってたわよ」
「マジかよ」
「うん、マジ」




良く考えてみれば、女とこんなに話すのも久々。
誘う時に喋ることと、ヤってる時に少々会話を交わすぐらいだったし。




「やっぱり私の事知らなかったのね?」
「当たり前だ、お前はグリフィンドール生だろ?俺が知る訳がない」
「じゃぁなんで前話しかけてきたの?」




痛い所をつく・・・・犯すぞ




「そんな怖い顔しないでよ」


少し笑いながら俺を見る。




「アハハ・・・・私ね、初めて会ったとき・・・って言うか数日前なんだけど、リドルに一目惚れされたのかと思ったの。リドル、顔真っ赤だったんだもん」




濁りの無い目で見る。
まるで心の奥を見ようとしているかの様な目。少し恥ずかしい。

照れ隠し・・・じゃないけど、の手を掴んだ。
笑い声も止まり、ただ俺を見る。・・・・あんまり見るなよな



俺はいてもたってもいられなくなり、に顔を近づけ・・・・た。