Just a game....11
「・・・・近いッ!!」
抵抗しているに、俺は何故か燃え滾っていた。
毎日ヤっていた俺が1ヶ月も持つワケがなかった。 短い我慢だったな・・・。
「・・・いゃ・・ッ・・!」
僕はの両手を掴み、抵抗できないように押し倒した。
二回位キスをすると、の力が一瞬弱くなったのがわかった。
だから、の両手を俺が片方の手だけで掴んで、首元のシャツをちぎってやった。
飛んでしまったボタンは、ただ落ちてしまう。
衝撃が強すぎて、割れたボタンがあったほど。
「・・リド・・・・ル・・」
「黙って」
手を震わして。体を震わして。
弱さが伝わる。ひ弱で、僕の片手だけの力に、君の全ての力で勝てるわけがない。優越感が、体を満たして。
キスに少し飽きたから、の首元に吸い付く。 小さいながらも、赤々と輝く華を咲かせながら・・。
俺の二の腕よりも細い。
ベットのシーツを連想させるような白い首筋に、キスマークは目立っていた。
震えながら、抵抗したがっている。
でも、出来なくて涙を流す。
「抵抗するって考えるなよ?」
これで、幾つもの女を抱いてきた。
俺の紅い目に怖がって、誰も抵抗しなかった。 も、同じように抵抗しない。
ゆっくり手を離しても、震えながら、動かない。
俺を認めた と勝手に思って。
勝手に決めた思い込みで、胸元に手を伸ばそうとした。
「・・・ッ・・ゥ!」
涙を流しても、声は出さなかったが、声を出して泣いた。
腰元に、ひざを付けたままを見た。
開放された手で、自分の顔を隠しながら泣いていた。上半身を隠そうとせず、ただ ただ泣いていた。
俺が言った 抵抗するな って言葉を、守っているのかな。
バカバカしいと笑いそうになったけど、ふと、我に返った。
僕は、今 に何をしていた?
そう思うと、一瞬にして体に罪悪感が流れてきた。
すぐさまから離れて、自分のマントを被せる。
「抵抗・・・しろよッ!!」
自分で言ってて、バカな事を言ったと思っていた。
でも、何を言えば良いのか分からなくって。 どうしたら許してもらえるかな って考えた。
こんな事しておいて、誰が許してくれるんだよ。
学力も地に落ちたな・・・。
「・・・う・・ッ!」
なにも返事をしてくれない。
僕のマントを体に巻きつけず。なにも隠そうとしないで。 返事を返してくれ。
リドルのバカ! と攻められた方が気が楽だった。
最低!と。 死んでしまえ!と。 泣き叫んでくれよ。
「・・・僕を殴ってよ」
は僕を殴らなかった。
でも、何故か僕の指先を握った。 一本の指を痛くない程度の力で。