Invader ....02












何故、私はこんな所にいるんだろう・・・。
外国に来たって事は、魔法の手違いだとしても・・・・


なんで校長先生の横で、全校生徒の前 にいるんだろ。




「ほぅ・・日本から」
「すいません・・・・術が似てるのばっかで、間違えてしまって・・・」
「大丈夫じゃよ。数日ぐらいならホグワーツにいても。異文化の術も知りたいしのぅ」


そそくさと帰りたいのに、2ヶ月もホグワーツにいる事が決定してしまった。
よく私の学校の校長先生が許可したなー・・・
生徒には厳しいくせにッ!!





「――――で、2ヶ月ほどホグワーツにいさせてもらうです。宜しくお願いします。寮はグリムドール?」
「「グリフィンドーーールッ」」


何処かの席から、声が重なって叫ばれた。
それにちょっと笑えてしまった。


「宜しくお願いしまーす」


・・・とは言ったものの、席が何処なのかわかる訳無いしで、戸惑った。

すると、さきほど私を助けてくれた丸メガネの男の子が手招きをしている。
多分、合っているんだろう・・・で、その子の近くまで歩いた。



「此処で合ってる?」
「合ってるよ」


そう言いながら、自分の真横に座れるよう、席をつめてくれた。



「その服は、アッチの制服?」
「うん。ダサいでしょ?今時和服なんて、普段着る人なんて全然いないのに」
「いないんだ! 僕のイメージは毎日着物を着てるイメージなのに。あ、僕はロン・ウィーズリー。ロンって呼んで」
「僕はハリー・ポッター」
「私はハーマイオニー・グレンジャーよ」


3人に手を出された。
握手を求めているんだろうけど、どうして求めているのかはサッパリわからなくて、
ぎこち悪い握手をしてしまった。


「ごめん、慣れてなくって」
「別に良いよ」
「ニッポンジンは恥しがり屋らしいしね!」
「そう言えばニッポンて金持ち王国らしいわよ。」



・・・・・静かに聞いてみれば、日本って変なイメージありすぎでしょ。


「ニックみたいな人いそうだよね!」
「ニック?」
「ギロチンで殺された時に、首の皮だけが千切れなかった幽霊。グリフィンドールの幽霊さ。」
「あぁ・・たしかに日本にもいるわよ。やっぱりグロイけどね」
「どんなの?」

「昔、切腹しようとしたけどちゃんと切れなくて、お腹に穴が開いてるの。ニックと良い勝負かも」
「確かに!」


どの学校にも、共通するような事があるんだな とちょっと嬉しかった。



「後で、の学校で習った魔法を見せてもらっていいかしら? 日本ってイギリスと同じ島国だけど、どの国ともまったく似てる所が無いの!本を読んだだけでもワクワクしちゃうわ!」
、ハーマイオニーだけには気をつけろよ。 勉強の事で掴まったら絶対逃げられないから」
「失礼ね!」
「痛ッ!」


机の真下で、ハーマイオニーがロンの足をガシッと踏む。
踏んだ音が、此処まで聞こえてきて、ビビった。



「凶暴女ぁー・・ 少しはを見習えよー・・」
だってそうなのかもよ」
とハーマイオニー一緒にしちゃダメだって」
「ハリーまで!」



・・・・・この2ヵ月楽しいかも。