「、早く練習しなさいよ!」
「分かってるわよ! ちょっとまって・・・・」
魔法が苦手な私は、友達の学力を借りて、呪文を始めようと扇子を開く。
ゆっくり思い出すように、徐々に覚えたばっかりの行動を行う。
「、ちょっとま・・ッ!」
「へ? きゃ・・・」
ありえないほどの突風が、私を包む。
砂埃もたっていて、体中が痛い。
着物にも、砂が入って体中が痒くて痛い・・・
しかも、なんか微妙に動いてない・・?
何処に連れてかれるのー!?
Invader ....01
"ドサッ"
「ワーーッ!!」
砂埃が集まりすぎていたせいで、足の置き場があったのに、いきなりなくなるせいで、5mほどの位置から飛び降り中。
「嫌ーーーッ!! 人生終わりたくない!!」
空を飛ぶために付いている、頭の飾りの事もすっかりと忘れている。
『Hey!! Hold my hand!!』
何処からか聞こえた声。
死神の声だろうが今は聞いてやるしか、今は方法が無い。
思いっきり手を伸ばしながら、地面に急降下。
"ガシッ"
『Yes!!!』
「・・・ッ・・?」
突然手首をつかまれて、落ちて地面にブツかると思っていたせいで、心臓がバクバクと動いているのが、今になってわかった。
『Are you OK?』
「・・・?」
『Japanese..? What's are you doing?』
「・・・へ?」
英語・・・だよね。
ていうか、なんで英語?
ゆっくりと地面におろされて、久々の地面の感覚に少し感動しちゃった。
「なんで・・・ていうか・・・体が痛いー・・」
『What has become of her?』
『Here. She was hurt in his right leg.』
『Oh... Are you OK?』
「お・・・おっけい」
何を喋っているのかさえもわからない。
ただ、OKって聞かれてから、おっけいと答えただけ。
『She's Japanese?』
『Maybe...』
『Be silent! ....I know "sound chang."』
私に向かって、栗色の女の子が木の棒を私に向け、なにやら呪文を唱える。
「・・きゃっ!!」
小さな光が、私の体を包む。
「私達の言ってる言葉理解できるかしら?」
さっきまで解らなかった言葉が、理解できている。
あれ・・・どうして?
「貴女は日本人・・よね?」
「えぇ。」
「何処の学校?」
「大魔法教育学校。そこの5年よ」
「日本から? 遠いのに良く来れたわね・・・。此処はホグワーツよ。イギリスの魔法学校って事ね」
「イギリス!?」
「そう、イギリスよ」
「なんで、私が此処にいるの!?」
「「「・・・・さぁ?」」」
眼鏡をかけた男の子と、赤毛の背の高い男の子と、唯一の女の子に、首を傾げられてしまった。
確かにそうだよね、私が魔法を間違えたんだもんね。
ていうか・・・これからどうしよう・・・・・。
Invaderというのは、侵入者みたいな意味があるらしいですよ←
ちょっと着物のヒロインが書きたかったです。
着物萌えってやつな訳です。
妄想についてきて下さいませ!!★
亜依