CHAMBER OF SECRETS....50








日にちが過ぎるのって、すんごい早い。
周りはクリスマスムード前回だが、全然楽しめる雰囲気じゃない。

未だに、皆からの目線は厳しく、遠く離れた席でご飯を食べている。


だけど、腹立たしい事にの周りには男が集まり始める。
そう言う時に、都合良く僕の事が見えていない。


さぁ、今度勉強教えてよ」
「俺の方がピンチだっつうの」
「ごめんなさい・・。今からハーマイオニーと勉強で・・・・」
「ハーマイオニーって頭良いじゃん!」
「平均学力上げようぜ?」
「でも、約束は約束だし・・」


モテ期がずっと続いてるって凄いなー って思いながら、眺めている。
もう嫉妬している自分に疲れがましてしまい、嫉妬という感情さえも忘れてしまいそうだ。




「とにかく、今度ね! 行きましょう、ハーマイオニー!」
「えぇ」


が通れば、ほぼ振り返る。
そして、ソイツ等を僕が睨む、 というのが日課になってきた。



「今日は7人」
「なにが?」
をデート、及びやましい考えありの勉強会に誘った人の数」
「え・・私、誘われてたの?」


これだ。
まったくの無自覚っていうのが、コッチからにしては悩みの原因になってしまう。


「そうそう!ポリジュース薬が、もう少しで出来るわ」
「たった26日で出来たのが感動よね!」
「でも、これからが問題よ?相手の一部分を取らなきゃいけないし・・・。マルフォイから聞き出している最中に2人が現れないようにしなきゃ」
「そんなの簡単よ! このカップケーキを食べさせれば全てが丸く収まるわ。強力な睡眠薬入りなの。眠った瞬間に髪の毛でも、抜いちゃえば大丈夫でしょう?」

「食べさせる事も問題じゃないか!」
が渡せば喜んで食べてくれるんじゃない?」
にそんな事させるのかよー!」
「コレ以外しか方法が無いの!」


ハーマイオニーの異様な迫力に、僕等は押されるばっかりだった。
もしばしば迷っていたが、しょうがない とOKしていた。


の手を使うぐらいなら、無理矢理口に押し込もっかな・・・と思ってしまった。



「じゃぁ・・ポリジュース薬を見てくるから、後は宜しくね?」
とハーマイオニーの毛は?」
「私はミリセント・ブルストロード。はパンジー・パーキンソン。この2人の分はもうゲットしてるし口実も出来てるわ。」










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「ねぇ、どのタイミングで渡したら良いのかなぁ・・・」
「いっそ飛び出ちゃえば何とかなるくね?」
「無理・・無理だって! ドラコならあるけど、2人は無くって・・・」
「ガンバッ!」


ロンに背中を押されて、石像に隠れていてのに、2人の視界に入る位置に移動してしまった。


「・・・・久しぶり、クラッブ!ゴイル!」


もう、やけくそ。



「マルフォイなら寮に帰ったけど?」
「ドラコに用はないよ? あのね、今日久しぶりにお菓子を作って見たんだけど、2人にどうかなーって思って!いる?」
「いるいる!」
「なんのお菓子?」
「チョコチップとかがあるカップケーキ。良かった!食べて食べて!」



カップケーキそのままを取り出してあげる ってどうなんだろ・・・って思って差し出すと、
2人はすぐさま口に入れてくれた。


「いいかも。」
「バランスもちょーど良い・・・し」


もともとゆっくりしている喋りが、余計に遅くなる。
そして、私の横にバタッと倒れた。

ドスンッ!という、大きな音に周りが怪しんで来たらどうしよう・・・・・



「これで良い・・・よね?」
「「オッケーオッケー」」