CHAMBER OF SECRETS....49
の意識が戻ったから、僕とはダンブルドアの部屋に呼ばれた。
の体は二週間も動かしてないのもあって、少しだけ筋肉が衰えたらしく、
僕はを負んぶしながら連れて行った。
「此処からどうやって・・・・・?」
『レモン・キャンデー』
真横からマクゴナガルが言った。
いや、お菓子の名前が合言葉って・・・・
目の前の鳥の銅像が少しずつ回り始め、階段が現れてきた。
「この階段に乗ってあがりなさい」
ハリーに乗っている私の背中を押す。
その勢いで階段に乗せられた。
「ハリー・・・此処からは歩くよ。負んぶされながら入るのもどうかと思うし」
「僕は大丈夫だよ?」
「でも・・・ちょっと恥かしいし・・」
不満タラタラな態度のまま、を背中からおろした。
まだ、フラフラだったけど腰に手を回して支えてあげた。
「結構広いんだね、この部屋・・・・」
「ねぇ、アレって入学式の時に使う帽子じゃない?」
「本当だ。寝てる・・?」
『いやいや、寝てはしないよ。お2人とも思いつめているようだが?』
「僕達の組み分けって本当に合ってたのかな・・って」
『確かに難しかった。特にそちらのお嬢さんがな。前も言ったように、スリザリンでもイケると思っておる。だが、直感でグリフィンドールに決めた。不満だったかな?』
「いえ、むしろその直感に感謝したいです」
僕が、そう組み分け帽子を話していると、がどこかに歩いていった。
1mぐらいのキラキラした尾がある綺麗な鳥の所へ。
「綺麗な鳥ね。なんていう名前なんだろう・・・・」
が手を伸ばして鳥の体を触ろうとすると、鳥がブルブルと震えて、炎の包まれた。
「きゃぁ・・・嫌ッ!」
火から避けるために、体を反らすと、バランスが取れなって僕のほうへ倒れてきた。
「大丈夫・・?」
「私じゃない・・勝手に・・・・火が・・ボッって・・私じゃ」
「わかってるよ、僕も見てた!」
「ハリー、」
突然後ろから名前を呼ばれた。
振り向けばダンブルドア先生が珍しく笑顔なしの顔で僕達を見ている。
「先生、は何もしてません!触ろうとしたら勝手に燃えて・・・」
「大丈夫。そろそろだったんじゃよ」
「「そろそろ?」」
「今日が燃焼日だろうと思ってた。安心するんじゃ。フォークスは不死鳥なんじゃよ。死ぬときが来ると炎となって燃え、その灰からまた産まれてくる。・・・・ほらの?」
灰の中を少し手で漁ると、片手に乗るような小さな鳥が出てきた。
「・・・・私達が犯人だと、お思いですか?」
「思ってはおらんよ。誰かの仕業なのはわかっている。だが、ハリーでもでもない。では聞くが、わしに何か話すべきことはあるかな?」
「あのー・・」
「別に有りません」
声のこととか、色々話そうとしたのに・・・
どうして・・・ハリー?
「話すことが出来たら、話しておくれよ」
ダンブルドア先生は私達の頭をポンポンッと叩いて、部屋から出した。
「ハリー・・どうして? 言わなくて良いの?」
「まだ待って。僕の中で考えがまとまったら話すから」
「・・・うん、わかった」
「が話したかったら話していいよ?」
「ううん、ハリーに任せる」