CHAMBER OF SECRETS....04
あれからおじさんたちに散々怒られて、部屋の中に閉じ込められた。
扉には7つの頑丈な鍵と、窓からも逃げられないように、鉄格子を付けられた。
「ねぇ・・・もう寝よ、アホらしくなってきた。私達もう・・・行けれないよ・・・・ホグワーツに」
は泣きそうな顔をして、下を向く。
口はへの字型になっていて、徐々に涙が目に溢れてきて、ポロッと涙を流す。
泣き虫なんだから・・・
「大丈夫だって、なんとかなるサ」
「保証が無いーー・・ッ」
僕はを抱きしめて、頭を二、三度撫でる。
泣かない様に頭を撫でたつもりなのに、余計にの涙腺を緩めたようで、泣きまくっていた。
僕はそんなを抱きしめながら、狭すぎるベットに運んだ。
泣きまくっているのに、徐々に力を失っている。
泣きつかれたのか、精神的に疲れてしまったのか、仔犬のように小さくなりながら僕の胸に引っ付いて寝た。
吐息はリズム良く続く。
・
僕はずっと、の背中を叩いてあげた。
は抱きしめはしないけど、僕の胸元にピッタリとくっ付いて、の心音さえも大きく聞こえてしまう。
僕達はもう12歳。
そう言うことに興味を抱いてしまう年。特にこういう状況に陥った時は特にネ。
の顔に僕の顔を近づけて、キスをしようか、しまいかと考えた。
が起きて、泣きつかれたらどうしよう・・・とは考えてしまうけど、やっぱり欲望には勝てない幼い僕。
徐々に近付いて、唇に触れようとした時―…
「「なーにを襲っているのかなぁ?」」
聞こえるはずの無い、フレッドとジョージの声。
しかも外から声が聞こえている。 ココ・・・二階だぜ?
起き上がって、声がした方を見てみると、車に乗っているロンとフレッドとジョージ。
「やぁ、ハリー!誕生日過ぎてるけど・・・オメデトウ!」
「あ、ありがと・・・・」
「「ハリー!僕らの質問に答えなさいッ!何故を襲ってきてるのかなぁ?」」
「お、襲ってなんかいない!!」
「「キスしようとしてたじゃないかッ!!」」
「・・・ハリー?」
が起きた。
肩が強張りながら、後ろをふり向いてみれば、目を擦りながらコチラを見ている。
「「おはよう、」」
「ジョージと・・・フレッド?」
「僕もいるぜ?」
「ロンも・・おはよ」
「まだ真夜中だよ?」
「・・・・・皆、何してるの?」
「「「を迎えに来たんだ!」」」
「ハリーは?」
「「「ハリーも!」」」
僕はオマケかって。
「早くトランクに荷物を詰めて。こんな狭いところは嫌だろう?僕の家においでよ!さぁ、早く!」
は急いで起き上がり、僕はもう詰めていた荷物のフタをしめる。
「着替えた方が良い?」
「うん。僕たちの家に付くごろには朝だし・・・・パジャマで歩くのは嫌だろう?」
「わかった。」
は立ち上がったと思えば、パジャマのボタンを一気に外す。
「わーーーーッ!!!」
「止めるなって、ハリー!」
「止めるに決まってるだろ!の裸なんか見せてたまるかッ!」
「いつも見てるお前に言われたくない」
「見てなんかいないから!」
僕はは急いでカーテンをしめる。
ロンはなんとも思ってないのだろうが、フレッドとジョージの舌打ちが凄く大きく聞こえた。