CHAMBER OF SECRETS....20
僕は逃げるように闇の魔術に対する防衛術の教室から逃げた。
が正気になるまで、あの場にいさせちゃいけない。
「ハリー・・ちょっと待ってよ・・・・まるで逃げてるみたいじゃない・・」
「逃げてるよ! をあの場所にいさせちゃいけない!」
僕は結構離れた事を確認して を地面におろす。
まるで捨てられた猫みたいにチョコン・・・と座ってて。
「、大丈夫・・?」
「・・・・・・、・・え?」
「良かった。落ち着いたみたいだね」
は、まるで何事も無かったかのような顔をして、僕の顔を見つめる。
まぁ、何時もそうなんだけどね。
「本当に大丈夫?」
「・・・大丈夫」
不思議顔でハーマイオニーを見るので、ハーマイオニーも不思議顔だ。
「覚えてないの?」
「はいつも叫んだ直後から記憶がなくなるんだ。こういう風に正気に戻るまでのね。」
「でもが叫んだだけで地震が起きたり、ガラスが割れたりしたのよ?」
「原因は知らないよ。でも、小さい時からずっとなんだ。水泳の時、クラスメイトの男子に水をかけられて・・」
「プール?」
「・・・・25mぐらいの大きな所に水をためて、泳ぐ練習をする所」
話の腰を折られて、少し不機嫌になる。
「で? 続きは?」
「水をかけられて大声をあげたら、良い天気だったのに行き成り雷が鳴って、もう1つの低学年用のプールに落雷したんだ」
「"異常現象が起こる"って事ね。」
「そう。だから雨が降っている時に建物の外には出ないんだ。一回台風の力見たさに、僕が外に出たらも出てきちゃって、ハリケーンが起こったりしたから」
「そう・・・・じゃぁ、今度から注意するわね」
理解してくれやすい人でよかった。
まぁ、まだロンは完全には納得できてないみたいだけど。
「ねぇ・・・でも、そのー・・お風呂とかはどうしてる訳? お風呂なんて、水のオンパレードでしょう?」
「ハリーと一緒に入ってるの。安定剤みたいだから」
「な・・ッ!!」
はキョトン顔なのに、以外は照れ顔。
ロンなんて僕の背中を思いっきり殴るほど。 痛いなー・・クソォ。
「ダメよ!! ハリーとお風呂に入っちゃダメ!」
「は1人で入れないんだよ。災害を起こせっていうのかい?」
「でも! の裸を見てるって事でしょ!アンタ最低じゃないのッ!!」
は縮こまって今にも泣きそうな顔。
「見てないよ! ダーズリー家のお風呂は和式なんだから」
「和式?」
「洗う所と湯船が別なんだよ。ユニットバスじゃないって事。」
「でも、見えるところは見えちゃうじゃない!」
「ハーマイオニー、そこまで言うなって・・」
「いいえ、許しません!の体を易々と見るハリーが許せないわ!」
「ハーマイオニー怒らないで! 私がお願いしてるだけだし、小さい時から一緒に入ってたから、今更って言うのもあるし・・・」
はハーマイオニーの服を引っ張りながら、涙を溜めながら言う。
そこまで言われちゃ・・とハーマイオニーも何も言えない という顔。
「でも、どうしては水が嫌いなの?」
直球勝負かよ。
僕だって聞いた事無いのに。 傷付くと思って。
「嫌な感じがするのが一番なんだけど、なんかの映像みたいなのが流れてくるの。水の中に頭を突っ込まれて死んでいくって言う・・・・なんかのドラマだったのかもしれないけど、それが頭から離れなくって」
「そんなドラマあったかしら・・?」
「記憶にないほどずっと前にあったのかも。物心付いた時から、その映像が流れてきてたから」
へへ・・・と笑うの顔。
本当の笑顔じゃないよ。 無理して作らなくて良いよ。
あと、無理に思い出さなくて良いよ。
手が、すごい勢いで震えているじゃないか。
結局下ネタにイっちゃいました(一回天国へ逝け
てか、亜依は天国いけないや。兄貴叩きまくってるから(ヲイ