CHAMBER OF SECRETS....15












「・・・ん・・ッ」
「おはよう、
「ハリー・・?」


やっぱり。
は全然驚かないし、普段どおり。


「あれ・・此処ホグワーツだよね?」
「うん。」
「じゃぁ私が男子寮入っちゃダメじゃん・・」
「良いって。減点されても、クィディッチで挽回するし」
「・・・・うん・・」


納得がいかない顔をしながら、起き上がる。


起き上がると、パジャマから制服に着替えていて、上半身裸とか下半身はパンツ一丁とか。
ネビルなんて、両方着てないぞ?


「・・・・・」
「・・わッ!!」


僕は急いでの目を隠そうとした。



「きゃーーーーーーーーッ!!!!!」



デカい叫び声。耳元で叫ばれて、耳がキンキンしてきた。
シェーマスとロンは耳をふさいでいるのに、ネビルは布団のシーツで体を隠した。
いや、誰もネビルの体なんかみたくないから・・・・。


あれからの目を塞ぎながら、外に出た。

案の定、ハーマイオニーが腕を組んで怒り顔でこっちを向いている。
あー・・もう無視しよっかな。

















一時間目の授業は、薬草学。
今年初めて受ける授業だから、何故かウキウキしてしまった。

作業着のようなものを着せられて、あちこちに穴が開いている。


「おはようございます、皆さん!」
「「「「「おはようございます、先生!」」」」」
「この教室は初めてですね、皆さん。さぁ、皆さん前によりなさい。そんなに離れていると、薬草学の勉強なんて出来ませんよ!」


私とハーマイオニーは真剣なんだけど、ロンとハリーは小さな声で話をしている。


「今日はマンドレイクについて授業をしたいと思います。誰か、マンドレイクについて言える人はいますか?」
「「ハイッ!」」


私とハーマイオニーは2人一気に手を上げた。
別に合わせてあげた訳じゃないけど。


「では、お二方」

なんてムチャな当て方。二人一気に言えっていうのか?
は遠慮するようにハーマイオニーから言うように進めていた。


「マンドレイクは別名、マンドラゴーラとも言い。石に変えられた人を元に戻す力があります。 次、どうぞ」
「あ・・危険な面もあり、マンドレイクの泣き声を聞いてしまうと、命を失ってしまいます。今日使うマンドレイクはまだ子供なので、多分気絶で済むと思います」
「その通り!グリフィンドールに20点!」


へへへ・・やった!
私とハーマイオニーは小さくだけどハイタッチをする。
ハリーは「やった」と言って、私の肩に手を回す。


「ミズ・・・」
です」
「ミズ・の言う通り、まだ子供なので死ぬ事はありません。子供のマンドレイクの泣き声を聞きたくないって言う人はちゃんと耳当てをするように。」


私達は、目の前にあるボロボロの耳当てをすぐさまつけた。
まわりの声がまったく聞こえないので、先生の動きを逃さないように目を見開いて見つめた。


しっかり掴んで、一気に抜く。新しい鉢に入れてすぐさま土を被せる。
・・・・ていうか、五月蝿すぎでしょ。


"ドサッ!"


地響きのようなのを感じたせいで、後ろを振り向けば、
泣き声を聞いてしまったネビルが倒れている。

あちゃー・・・ 耳当てをちゃんと付けないからだよっ!




「さぁ、皆さんやってください」


両手を私達に向け、やるように指示をする。
だから、私達はすぐさまマンドレイクを引っこ抜く。


「・・・きゃっ!」


微妙に聞こえる声。でも、しっかりと聞こえなかったせいで、倒れないですむ。
いつ、この植物を使うのかな と思いながらもすぐさま鉢に入れる。
砂を思いっきりマンドレイクの上からバラまく。 




・・・」
「え・・・?」


耳当ての中からか、外からか分からないけど、自分の名前を呼ぶ声が聞こえた。
聞いたことがある低い声。なにがなんだか分からない。


「来い・・・こっちへ・・」



嫌いな声。 聞きたくない。 嫌だ・・・ッ!!

いつの間にか私は縮こまっていて、耳当てを外そうとしていた。


、外しちゃダメ!」


外そうとしたら、ハーマイオニーが耳当てを押さえる。
まだ聞こえる。 嫌な声。 私を呼んでる。



「私の元へ来い・・・・」
「・・嫌・・・ッ!!」