離れたくない....05









今日、お父様がシーバー家の人を連れてきた。



ケビンは確かにカッコイイ。 ちゃんとエスコートしてくれるし、ジェントルマン。
だけど、やっぱり足りないよ・・・・ わたしに・・・・必要なモノがない。





「まぁ、貴女が? ケビンの話通りに可愛いわねー・・・・ ケビンにはもったいないわ!」






―― じゃぁ・・・逃げていい? ――


「いやいや! うちの子なんて寝てばっかりで・・・スタイルが良いだけが取り得ですよ!」
「まさかこんな可愛い子がケビンに一目惚れしたなんて・・・・モテモテねvケビンは」





―― 一目惚れした記憶ないんですけど・・・・ ――





「実はね、ケビンも貴女の写真を見て一目惚れしてたのよー!まさに相思相愛!」
「うちの子なんて、家に居るときから『ケビン、ケビン』ってウルサかったんですよー!」




いつのまに意気投合したのよ・・・・・このバカ親達!


ケビンなんてしらなかったもん。
家に居るとき、ジョージ以外の男の人の名前あんま出した事ないし・・・・ フレッドはおまけだからね。うん、おまけ。



「この個、まだ人と付き合ったことないから、優しくしてやってね、ケビン君」
「えぇ。大切にさせてもらいます。」



い・・・いやぁああぁーーーーー!!!
コッチみてニヤッってしないで! 気持ち悪いッ!!歯磨きのCMのチカッて光る歯もキモイッ!!!


私が顔を合わさないように横を向くと、照れたように見えたのか、頬が真っ赤なケビン。
私、そんなつもりはミジンコたりともありませんが?



「母さん。早く孫が見れるかもね」
「ケビンったらーv」
「寝室を用意しようじゃないか、お前!」



なにこの軽ノリ親子。むっちゃ腹立つんですけど。
ケビンの子供よりも・・・ジョージの子供が欲しい。 あーあ・・・避妊するんじゃなかった!



もし、コイツから逃げられなかったら、子供の名前・・・・ジョージにしよ。
女の子だったら、ジョージがつけたいって言った『オリヴィア』にしよ。






一生ジョージを忘れないように。


















ギャグか、シリアスかわからなくなってきました(ぇ
テンション高い時にシリアス書くべきじゃないね。 悟ったよ亜依は←