願いは罪 想うことなどけして許されない



お願いだから側に居させて そう思うのはエゴですか?

君が君である理由が僕ならどんなに嬉しい事か





触れられるだけで身体が熱くなるのも心が締め付けられるのも お前だけ


暇な時間なんて欠片もない そんな時間があるならお前に触れていたい


身を焦がすような想いなど 邪魔でしかない筈なのに




振りほどきたい 振りほどけない 振りほどきたくない


心ごと、お前がつれていってくれればいい






可憐さを纏い、憂いを抱き、艶かしさを背負い舞うその姿。


なんと美しい事かな

















  少しだけくせのある髪....01

















ご飯を食べる時、俺たちは寮が違うから食べる場所も違う。
列は違えど、背中を合わせるように座ることは可能だ。

だから、いつもそうやって食べている。


「ジャームズ!!早くしろよ」
「なんでそんなガッツを入れてるんだよ。そんなに焦んなくても、料理が少なくなったらまた浮き出てくるって」



そういう事じゃなくってさぁ・・・・。
後ろからフッと笑う声が聞こえた。そしてカチャカチャと音も聞こえる。
多分、笑いながらコーヒーをかき回しているのだろう。

本当は顔を見ながら、笑っていたい。が目線をずらして笑う癖を眺めていたい。どうしてこんなちっぽけな願いも叶わせてくれないのだろうか。ただ、グリフィンドールとスリザリンというだけで、こんなにも面倒くさい状況に置かれなければならないのだろうか。


疑問という文句が頭の中から離れない。



「おい、話聞いてんのか?」
「聞いてるよ。ホグズミートへの悪戯道具の調合材料の回収だろ?」
「シリウス、お前の回収すべき材料は?」

「・・・・・・・ネズミの尻尾?」
「羊の目玉のエキスだ」

ジェームズはバターを塗っていたナイフで俺を指差す。



「そんなものどうやって手にいれるのさ」
「ホグズミート8番地、山菜ショップの店長に言ったら貰える」

いや、なんで山菜ショップにあるんだよ っていうツッコミは心の中でしておいて、話を聞いてるフリをして、の様子を伺った。



「今日も寝坊しちゃったわ・・・」
「アンネの髪は綺麗よ。私なんて、今日も"髪がハネてる"・・」


そうが言った。その言葉に僕はニヤけてしまう。
いつもの待ち合わせ、"今日の夜、禁じられた森の近くで会おう"というお誘い。

「ジェームズ、今日 俺筋肉痛だから今日先に寝るから。"昨日"走り回ったのがキたらしい」



昨日(yeasterday)の(yes)だけを、良いよって意味に解釈させる。それが俺たちだけの暗号。
ちなみにNoは鼻をすする。鼻(nose)の(no)をとって。学力のなさがバレれるけど、まぁわかりやすいかな。

秘密な約束をしたら、はいつも一緒にいる友達と、去ってしまった。


俺もまたジェームズとの話に集中した。
口が軽いので言いたい気分を抑えながら。夜の楽しみを、誰にも言わないよう頑張った。





























夜ご飯も本当にちょっとしか食べずに、禁じられた森に行った。
ジェームズには不思議がられたが、『寝る前に食べたら明日、胃が重くなるから』と嘘をついて、向かう。ジェームズとは同じ部屋だけど、アイツはアイツでリリーの所に行くといってたし、布団には古典的に荷物を詰めた袋を入れておいたから、多分大丈夫だろう。



、遅いよ?」
「女の子は身嗜みっていうのがあるの」
「クセッ毛は直してないのに?」

の頭を掴んで、チュッと音が "しないように" 頬にキスをした。
20センチほど身長差があるせいで、少し屈みながら。

「クセなんだから、直らないよ。今時の美容室にいっても直る気配ないし・・・・このまま伸ばし続けたら髪の重みで真っ直ぐになるらしいけど、それまでがねぇ・・・」
「今でも十分長いじゃん?」


の髪の毛は長いほうだと思うけどなぁ。


「後ろはブラジャーのホックぐらいだし、前は胸にかかるぐらいだし。長いって」
「セミロングなの。ていうか、どんだけ胸好きなのよ?」
「そりゃ男だし? 俺はゲイでもホモでもないから、好きで当たり前」


を禁じられた森の手前にある太い樹木に押し付け、首筋に吸い付いた。

「がっつきイヌ」
「いいねぇ、それ! イヌはオオカミ科だし、大正解だね」
「どんな連想ゲームよ」


4つ、5つと、キスマークを増やしていく。前付けたキスマークも薄らいでいてその上から付ける。
この部分なんか、キスマークが耐えてないから、内出血(?)しまくりって事だな。の皮膚頑張れ!

少し汗ばんだの皮膚はしょっぱい。だけどその味を味わえるのは僕だけ と喜びが沸いてくる。



吸血鬼の気分だ。

もっと吸い付いていたい。

そして、君の唇から出る吐息を耳にかけて欲しい。











そして、俺に溺れてしまえばいい。










「シリウス?」

俺のゴツイ二の腕を、の小さな手が掴みながら、とろんとした目で眺めがながら言う。



「どうした?」
「今日がっついてる」
「だってオオカミだもん。がそうさせてるの」
「その前に・・・ね?」
「ん? 何?」


少し頬を赤らめ、目線を合わせないように言う。

「わかるでしょ・・・?」
「言わなきゃわかんないよ」

本当は分かってるんだけどね。から求めて欲しい。が俺を欲し、恥かしがりながら言って欲しい。長くてゴツイ指をの唇に這わし、プルプルした唇をはじく。リップクリームをつけない唇は、付けている人よりもプルプルしていて、かぶりつきたくなる気持ちをグッと堪えながら、待つ。


「・・・・・・・・」
「言わなきゃ、続けちゃうよ?」

シャツのボタンを乱暴に開けると、ボタンが飛ぶ。月夜に晒された胸元は、影も出来ていて大きい胸が、より大きく見える。
谷間に鼻から下を埋め、少し胸を揺らしてみる。 男のドリームだよね、これって。
ブラジャーより少し溢れている胸。 揉みすぎたからまた大きくなっちゃたのかな?


「言わなくてもわかってよぉ・・・」



幼稚園の子供が駄々を捏ねているみたいな声を出して、目線を合わせずに言う。
俺はロリコンの気はないはずだけど、これには結構キてる。俺のツボを覚えやがって。

ぽよんぽよんと揺れる胸に舌を這わせると、ピクンと肩を揺らせる

「舐めて欲しいの?」
「・・・・違・・ッう・・ぁ・・」
「声出してんじゃん」
「突くから・・」
「突いてんじゃなくって、舐めてんの」


恥かしがり屋もここまでくると、虐めたくなる。

福耳がちな耳を、ピチャピチャと鳴る様に舐め、の羞恥心を高める。
耳から首筋にかけては、の性感帯だ。熟知しすぎて、ずっと舐めていられる。



「・・・キスして・・」
「よく言えました。どうする?からする?」
「・・・・・シリウスから・・」
「じゃぁ『シリウス、キスして』って言ってよ。主語は必要だよ?」


「シリウス・・・キスして?」
「よく出来ました」

そういってすぐ、キスをした。
の手を両方捕まえて、木に押し付けて。まるで襲っているみたいで男として燃えてくる。

キスが下手なは、息の仕方を必死に考えていて鼻からでる息が、俺の鼻に当たる。
その息でさえ愛おしい。
舌を絡める事も苦手で、俺が全て行う。

歯磨きをしてすぐのような、すっきりした口の中。
誰にも味わせない。



俺のだ というようにむさぼりつく。



「・・ッあ・・・・・ん・・」



もっと鳴け。

俺しか見えないようになれ。



そして、もっと俺を欲しろ。





















続。





一番最初から重く始まり、途中からエロっぽくしちゃってます。
そして何故かシリウス鬼畜です。どんだけ欲望が強いんだろうか。誰だ、こんな風にさしたのは!!(お前だ!

どうしてこうなっちゃのだろうか(ヲイ
こりゃもう頭のイタさを公に晒してしまったことになるけど、まあいいか(ヲーイ

相互記念ドリなのに、どっちしろ長くなっちゃうという・・ 話を纏められる力と頭脳をください。
そしてついでにコーラが売り切れだったので、誰か亜依にコーラを補充してくだs(略



 管理人、亜依