元気がありすぎて君を女と見れなかった。
君の元気がない時に初めて、"女"という事に気がついた。
ガラにもなく
最初はの事ウザかった。
僕等の悪戯した所を勝手に封じていたり、僕等が腹立ちながらそこを通ると、
俺達だけが悪戯に引っかかるようにしていたり。
犬猿の仲・・・よりも仲が悪かった。
だけど、君の泣いている姿を見て、僕達の気持ちは揺れ動いた。
「あそこで泣いてるの誰だ?」
「さぁ?でも結構近く・・・・」
僕達は泣き声が聞こえるところまで向かった。
結構近距離だったので意外と見つけやすく、泣いてる女の子の近くまで行った。
「どうしたの・・・?なにかあった?」
「俺達でよければ話を聞くぜ?」
その女の子は小さく丸まっていて、「ぅ・・ぅ・・・・ッ!」と言いながら泣いていた。
顔は見えないけど、大泣きをしているに違いない。
「どうしたんだよ・・・なぁ」
あまりに僕達の話を聞いてくれなかったので、無理矢理顔を上げさせてみた。
するとソコには毛嫌いしているがいた。
その時は『うわっ!』と思ったけど、さすがにこの時は言えなかった。
さすがに僕達も時ぐらいわけまえている。
「なによ・・・・泣いてちゃ悪いの?」
「いや・・・そう言うわけじゃ」
「こんな暗い中泣いていて・・・どうかしたの・・・?」
「・・・・私のペットが死んだの。死んだおじいちゃんが買ってくれたペットなの。いっつも励ましてくれたのに・・・・・」
は涙をボロボロ流しながら体操座りをして足と体の間に顔を疼くめていた。
僕達は君が元気に笑ったり走ったりしている姿しか見たこと無くて、
ギャップに思わずドキドキしてしまう。
良く見れば、の顔は驚くぐらい整っているし、髪の毛はクセや撥ねている毛は一本も無く、とても綺麗。
足は僕達の腕ぐらいしかない。とても細くて思わず触れてみたくなってくる。
「笑いたいなら笑いなさいよ・・・でも、私にとってはすっごい悲しい事なんだから!」
はジョージの肩を片手で殴っていた。
だけどジョージはまったく反応をしない。むしろ愛おしそうな顔でを見つめている。
「そんな事思わないさ」
「、そんなに泣くなよ・・・・泣いたら死んだペットが悲しむだろ?」
「貴方達らしくないじゃない・・いつも私の事避けてるくせに」
・・・気にしてたんだ。
そりゃそうだよな。俺達ゴキブリを見たときみたいに避けてたし。
気にするか・・・・"女の子"だもんな・・・・
「避けてたのは確かだ・・」
「だけど、を女と見ちゃったからね」
「「今から避けるよりも、近付きたいんだけど」」
「・・・・はぁ?」
「をもっと知りたいわけ」
「口説いてるつもり?」
「「口説いてるつもりv」」
俺達はに近寄って、の横に腰をおろした。
がフレッドの方を見た瞬間、フレッドはの顔を掴み、チュッとキスをする。
俺は少し悔しくなってきて、の足元に手をいれ腿を触る。
驚くように体をビクつかせていた。
「ココで済ませるのと、僕等の部屋で済ませるのどっちが良い?」
「俺達はどっちでもOKだけど」
「2人の部屋が良い・・・・」