ロン・・・・ロン・・・・ロン・・・・・
いつも会ってるのに、5分でも会えないと寂しい。
今私は日本にいる。お父さんのお姉ちゃんが死んじゃって、私も知ってる人だから、いったん日本に帰ったけど、
寂しいよ・・・・寂しいよロン・・・・寂しすぎて涙が出ちゃうよ・・・・・
いっつも寝る時はロンとキスしないと寝れない。病気なのかな・・・。
会いたいよ・・・・ロン
遠距離なんて無理な、2人
「、早く寝なさい。飛行機で帰ってきて、いきなり葬式だから、疲れてるでしょう?それに、もう11時よ?寝なさい」
お母さんが話しかけてくれても、適当に「うん」って答えただけ。
眠れるわけないじゃない。飛行機でずーっと寝てたわよ。ロンの夢を見ながら。
私は、枕をぎゅっと握り締め、窓から外を見た。
ロン・・・そっちはまだ昼の2時ぐらいなんだよね・・・・ロンが勉強してるのに、寝る事なんて出来ないよ。
ロン・・・・会いたい・・・・会いたい・・・・・
「会いたいよ・・・・ロン」
その頃のロンは・・・。
「ロン・・ロン・・ロンッ!!!!」
ハリーが叫んでも、全然返事がない。本を呼んでいるフリをしているが、何分も立つのに、1ページも進んでない。
ハリーがその本を取り上げても、ロンはピクリとも動かない。
揺さぶったら、やっと気付いた。
「なんだよ、ハリー」
「”なんだよ”じゃないよ。何回も呼んだんだよ?考え事?について?」
「・・・・そうだよ。」
「明日には帰ってくるからいいじゃないか」
「良くないさ。いつも一緒にいてたのに、突然いなかったら、苦しいもんさ」
「はロンの元気の元だからね。会いに行けば?」
「無理に決まってるだろう?ひこーきだっけ?あれをのって13時間ぐらいかかるんだよ?とすれ違うかもしれないじゃないか。そのほうが嫌だ」
「ロンはバカね」
ハーマイオニーが後ろから話しかけてきた。ロンの目の前に腰をおろして、放し始めた。
「バカってなんだよっ!!」
「ロン、の事大好きなのに、の話した事覚えてないの?」
「覚えてるさっ!付き合ってからの話した事は一字一句間違えずにいえるよっ!!」
「付き合う前に言った時よ」
「それは・・・」
「の家は洋風だって言ってたでしょ?暖炉もあるって」
たしかに言っていた。なんで忘れてたんだろう。
は多分、親と葬式に来た人に見られたらヤバイと思ったのだろう。
「その暖炉を有効的に使えばいいじゃない」
今、グリフィンドールの暖炉を見てみると、火が消えている。
の家は、まだ付けていないだろうし・・・・・
「ありがとう!ハーマイオニー!!」
僕は自分の部屋のバックの中から、フルーパウダーを取り出した。そして、暖炉の中へと入った。
「ハリー、後の授業は適当に言ってて!」
そういい、緑色の炎に包まれながら、消えていった。
「手がかかるわ・・・」
”バンッ!!”
鈍い音が家に響く。驚いて私は音がする所に言ってみると、人がいる。薄暗い中で誰かいる。
「(ド、ドロボー!?!?)」
その人が立ち上がってこっちに来た。
「・・・・?」
え・・?この声は・・・・・ロン?
「ロン?」
私がちょっと驚いた声で聞いてみるとロンが抱きついてきた。
「きゃっ!」
「会いたかった・・・・・と会えなくてずっと寂しかったんだ・・・・・1分が10分みたいに長くて・・・・・本当に会いたかった・・・・」
ロンの握り締める手が、強くなっていくのがわかる。
「ロン・・・泣いてるの?」
ロンの鼻の啜り音が聞こえて、よく見てみると、やっぱり泣いていた。目が真っ赤で、大粒の涙を流していた。
その顔を見て、私まで溜めていた涙が流れた。
「ロン・・・・私も会いたかった・・・・・」
の匂い。の声。を抱きしめた感覚。本当に会えた。
はロンの顔を手で掴んで、自分の唇にロンの唇を近づけた。
お互いの存在をあらためるように、ずっと、長く、濃厚に・・・・・・
ディープキスなんて初めてで、戸惑ったりした。
ロンの吐息と目の前にある顔で、恥ずかしかった。でも、相手がロンでよかった。
大好きだよ、ロン。
だ。ちゃんと目の前にはがいる。長い時間待ってて良かった。に出会えた。
からキスをしてくれた。すっごく戸惑ってて、顔を持つ手が震えていた。
ディープキスなんて、どうすればいいんだろう・・を唇が求める。やるがまま。
目を開けるとの顔があって、うっすら涙の流れた後があって、”愛おしい” そう思った。
愛してるよ。僕は君がいないとダメなんだ。
がいないと、僕の存在価値はないんだ。初めてこんなに人を愛す事を教えてくれたんだ。
君を守るのは、僕だけ。愛してるよ、。