七夕での願い
「、なにやってんの?」
「七夕に飾る短冊書いてんの」
「それって5・7・5の?」
「俳句じゃないわよ」
「じゃぁ何?」
「教えてあげる。七夕って言うのはね。織姫と彦星が年に一度会う日なの」
「なんでソイツ等は七夕の日以外でも会えば良いじゃん」
「織姫と彦星は死んで星になったの。それまではまったく会えなくて7月7日しか会わせて貰えなかったの。だから星になって年に一回2人は星だけど出会うの。日本はその日を"七夕"って言うのよ。笹に短冊に願い事を書いて笹に吊るすの。そしたら叶えてもらえるらしいわ」
「ふーん・・・何か難しい」
「ルパートには解らないわよね。授業だってほとんど寝てるんだから」
「それ余計!」
ルパートは笑いながら突っ込んでくる。
その仕草がたまらなく可愛いんだよねv
「で、は何て短冊に書いてんの?」
「秘密よ・・・」
「笹に飾るんだろ?だったら色んな人に見られるじゃん」
「ルパートだけには見られたくないの!」
「みしてよ!」
ルパートは私に抱きつくように上から乗ってきて、短冊を盗ろうとする。
もちろん、私は短冊盗られないように、思いっきり机に引っ付くが簡単に離されてしまった。
ルパートは私の手で隠されている短冊を簡単を取り、文字を見る。
「『ルパートとずっと一緒にいられます様に』ねぇ・・・」
ニヤニヤしながら私の顔を覗くルパートを見て、心臓が止まりそうになる。
ズルイよ・・・ドキドキしちゃうじゃん。
「俺はとずっと一緒にいるつもりだけど?」
「・・・え?」
「とずっと一緒にいるつもり。」
「ほ・・んと?」
「嘘だったら勉強嫌いな僕が学校に残ってると思ってる?」
「あ・・りがと・・・・」
嬉しすぎて、浮かれられない。
驚きの余り、言葉につまっちゃう。ベラベラの英語だって何を言えば伝えられるのか解らなくなってきた。
「短冊に書かなくても、俺に言ってくれたらずっとそうしてやるよ」
私はその言葉で泣き出してしまった。
すぐにルパートが抱きしめてくれたけど―・・・
*言い訳*
ユイ様の影響でルパート愛になってきたΣ(>▽<;
ロンの時はヘタレなのに、ルパートになるとオチャラケ&クールキャラになるのは
何故だろう!?