※5巻ネタバレしています
僕等はアノくそムカつく校長から逃げるために箒に乗って逃げた。でもすっごい心残りなことがある。
どうしても連れて行かなかったのか。どうしてにちゃんと告白しなかったのだろうか。
くいを残さないように逃げたはずなのに。大切な事を伝える事が出来ず、後悔の日々が何日も過ぎた。
いつも「!」と言って、走って行ってキスしたり抱きついたりしていたのに、
なんでに言わなかったのだろうか。僕達は仕事中でも寝る前もその事について話し合った。
「なぁジョージ・・・今頃どうしてるだろうな・・・」
「元気だと良いな・・・・良く風邪引いてたからな・・・・」
の事を考えると涙が出てきた。まだ2週間ぐらいしかたってない。それがとても長く感じた。
「会いたいな・・・・」
「会えるわけないだろ・・・アンブリッジが五月蝿い」
「でも俺達はあいつから逃げたんだろ?」
「に会えるかな・・・」
「会いに行こう」
「アンブリッジなんか関係ない。もう俺達は生徒じゃないんだから」
僕達は決意した。明日はWWWを休んでに会いに行こう。そして、ぎゅっと抱きしめてやる。
にはいまからふくろう便を送ろう。僕たちを覚えてくれたら良いなぁ・・・・喜んでくれるかなぁ・・・・。
寝る前ににふくろう便を送ったけど返事が無かった。
当たり前だよな・・・勝手に出て行った奴から手紙来たら驚くよなぁ・・・・。
WWWの扉に"今日はお休み"と言う看板を掛けて、箒に乗った。地面を大きく蹴って、宙へ浮かんですぐホグワーツへと飛び立った。
カンさ。覚えているわけ無い。たぶんこっち!っと思いながら、飛び立った。
朝一に出たはずなのに、やっとホグワーツが見えた時は日が暮れていた。
僕達はたった2週間前までいたホグワーツが懐かしくしかたがなかった。クィディッチ競技場に僕達は降りて、
辺りを見回した。僕達はこんな広いところで戦いをしていたんだ・・・・。ホグワーツ全員がここに入るとすごい事になるだろうな。
と、あたかも始めて来た時のような感想が出てきた。
僕達は近くに箒を隠して、ホグワーツの制服を着た。そして、僕たちが向かうはの場所。会いたい・・・会いたい・・・!
ホグワーツ城に入ると、なつかしい光景があった。リーが女の事話しているなぁと思ったら、あれはどうみても彼女だ。
イチャ付きすぎて吐き気がする。似合わねぇ・・・!
「「リー!」」
「なんだよフレッド・・ジョー・・・・フレッド!!ジョージ!!!!久しぶりだなっ!!手紙もよこさねぇで、なにしてたんだ!」
リーは彼女と逸れ、俺達の方へ来た。近寄ってすぐハイタッチをして、抱き合った。
「お前等、に会いに来たんだろ!一段とべっぴんになってるぞ!今までお前等が邪魔な男を追い払ってたらか誰も近寄らなかったが、お前等がいなくなってすっごい人気が上がってきたぞ。たしかこの2週間で50人ぐらいからは告白されてたぞ。だけど全部断ったんだ。お前等の事が忘れられないんじゃないのか?」
リーが肘でジョージを突いた。俺達は顔が真っ赤になった。の事を聞いただけで嬉しくなった。
「今から夕食だ。なつかしいだろ?一緒に食べようぜ!」
「バレたらどーする気さ?」
「バレても少々いいさ。アンブリッジの奴、時間が来たら勝手に食べろって言うしな。それにに会えるだろう。他に懐かしい奴も見れるしさ」
「「じゃーお言葉に甘えて!!」」
「そうこなくっちゃ!」
俺達は一緒に大広間まで向かった。途中までいろんな人にあった。歓喜の声をあげたり、タッチを求めてきたり。
俺達は全員に声を掛けた。そして全員に「俺達の事誰にも言うなよ!」と言い、全員から「任しとけ!」と言う返事が来た。
食事になってもアンブリッチは気付いてくれなかった。
スネイプやマクゴナガルは気付いていた。だけど、何も言わなかった。すっげぇ奇跡。
僕達はハッとある事に気がついた、は!?僕たちがキョロキョロ顔を動かすと見つけた。とても綺麗な顔をしていた。
変わってないと言えば変わってないが、綺麗だ。俺達は今まであの子にアプローチしていたんだ・・・。
俺達は食事が終わってすぐ、に会いにいこうと思った。
俺達は周りの人達と喋りまくった。そして、夕食が終わったと思うと、すぐさまの所へ向かった。人混みに紛れて、どこにいるかわからなかったが、必死に探した。
大広間に出た瞬間、が見えた。は友達とはぐれ、外へ向かっていた。俺達を迎えに来てくれようとしているのか・・・?
俺達はの所へ走って行くと、後ろから見たはとても寂しそうで、肩を震わせていた。
「「・・・」」
僕たちの声では振り返り、僕たちの所へ走ってきた。
涙を流しながら、僕らに抱きついてきて、僕たちの腕の中で泣いた。
「怪我したのかと・・・思った・・・ヴォルデモートに襲われたのかとも思った・・・・来てたんなら・・・すぐ来てよ・・・・私、ずっとまってたんだよ・・?なんで私に相談してくれなかったの・・・?私、2人と離れたくなかった・・・・好きだったのに・・・酷すぎるよぉ・・・・バカァ・・・!」
は僕たちの腕の中で泣いた。声は震えていて、涙で顔はグチャグチャで。
「ごめん、俺達、ずっと後悔してたんだ」
「に好き伝えてないって」
「会いたいってずーっと思っていたら」
「昨日、行こうと思ったんだ。遅くなってゴメン・・・」
「やっと気付いたんだ。がいないと僕らの存在価値が無いって」
「僕達はを悲しませるために生まれたんじゃなくて、幸せにさせるために生まれたって」
「「もう、離れたくない・・・・」」
フレッドが俺より先ににキスをした。今まではホッペにしかした事なかったが、とても甘かった。
フレッドが顔を外してすぐ、ジョージがにキスをした。
ってこんなに言い香りがしてたよな・・・思い出した。の匂い。
「ねぇ、フレッド、ジョージ・・・・私もホグワーツから出る・・・二人と一緒に住む」
「いいの?」
「他の人達と会えなくなるよ・・?」
「たしかに寂しいけど、絶対会えない訳じゃないでしょ?手紙も出せるし・・・・でも、2人からは離れたくない・・・・」
はそういって、僕達に抱きついた。
「一緒にいていい・・・?」
「「全然いいさ」」
はニコッと笑い、僕達に抱きついた。
次の日、は皆に別れを言って、ホグワーツをさった。アンブリッジにバレたが、僕達は掴まる前に逃げた。
それから、アンブリッジが嫌になって、しかももいない事がつまんなくなって、ホグワーツを去る人が多くなった。
その事にアンブリッジは頭を悩ませていたと言うのはまた別の話・・・。