2人は服を買った。
ニコニコしながら、「すぐさま着ても良いよ」など言ってくる。もちろん、身の危険を感じるので丁寧に遠慮した。
「私ジュース買ってくるから、適当に席に座ってて」
私は赤くなった顔を隠しながら、2人に席を探させ、自分は自動販売機を探し、ジュースを買った。
「(炭酸飲料・・・飲んだことあるのかな・・?ビックリした顔見たいかもv)」
私は一人で笑いながら、ジュースを持って、二人のいる所へ向かおうとした。
「ねぇ、彼女1人?」
「・・・・」
「ねぇ!」
知らない男の人に腕をガシッと掴まれ、ハンパなく驚いた。長身でちょっとゴツイ男の人2人。
「俺達、暇してるんだけど、よかったら一緒にどうよ?」
「け、結構です!」
「いいじゃん。俺達が楽しませてあげるよ?」
「良いです!!知り合いが待っているので・・・・」
私はフレッドとジョージが座っていると思われる場所を見た。
そこには女の子達が溜まっていて、二人に話しかけていた。
もちろん、女の子達はカタコトの英語で話していたが、二人はちゃんと女の子達の話を聞いていた。
女の子達は真っ赤になりながらも、自分の気持ちを伝えようとしていた。
「あの2人が知り合い?」
「残念だね。もう他の女の子達があの外人達に手付けてるみたいだし」
「君は僕達と楽しもう」
男の子達に、襲われかけていたので、私は必死にもがいていた。
「ぃやっ・・・!!離して!!フレッド・・・ジョージ!!」
「「・・・・!!!!」」
2人は女の子達を掻き分けて、私の所へ来た。でも、ある意味手遅れだった。
「・・・ッッ!!」
さっき会ったばっかりの人にキスをされてしまった。しかも無理矢理。
「テメェ、になにしてくれんだよ!!!!」
「殺されてぇのかっ!!!」
2人は勢い良く殴りかかった。
「英語で何いってんのかわかんねぇんだよ!」
そう男の人は言ったが、双子の拳の方が早く、男の子達の頬に二人の手がぶつかった。
「2人とももうやめて・・・私が無防備にしてたから・・・・」
「の唇を奪ったんだぞ!許されるもんか!!」
「お願い、暴力だけはやめて・・・・」
私は2人の手をぎゅっと掴み、人気がいないところまで連れて行った。
「なんであんな事するのよ!!」
「「の唇を奪ったんだぞ!!」」
「キスされた事は悲しいけど、二人が殴ってる姿を見てるほうが嫌だよ・・・・あの人にキスされた分、2人にキスしたい・・・・・2人の口で綺麗にしてよ・・」
私がそういった瞬間、フレッドの唇がぶつかるように落ちてきた。5秒ぐらいした後、すぐさまジョージがキスをしてくる。
唇を舐めたり、吸ったり。吐息がこぼれて、理性を繋ぎとめてる糸も薄っすらと消えていこうとしている。
「の唇、綺麗になった?」
「まだ足りないよ・・・・」
「じゃぁもっとしてあげる」
「唇が腫れても知らないよ?」
「腫れさして・・・・」