男友達との友情はアリ?....02
「シリウス・・・?」
私はシリウスを探して、最終的には談話室で見つけた。
小さな本を広げ、足を組んでいて、とても、格好良く感じる。
いやらしい意味じゃないけど、本当に色っぽい。
今まで意識してなかったが、体つきも”男”になっていて、どうして意識してなかったのだろう。
体も鍛え上げ、たまに抱きついたりすると時々ビックリしていた。
「・・・・ッ!!」
真っ赤な顔をして、私の顔を見つめる。
持っていた本を落としているし、バカみたいに小刻みに震えている。
「あ・・・あのね シリウス・・・・ 私・・・わた・・・」
「そんなに焦んないでいいさ。 俺は結果がドッチでも驚かないから」
本当だろうか。
フったらフったで驚いて泣きそうだし、OKしたら抱きついて飛び回りそう。
「あのね・・・ 私、いままではシリウスを幼なじみしか見てなかった・・・・」
そんなに見つめないでよ。
手で頭を支えたり、手を口元に持っていきアゴをなぞったり、人差し指で唇を触ったり。その行動にドキドキしちゃう。
「私・・・いつのまにかシリウスを求めてた。変な意味じゃなくて、シリウスがいない生活っていうのがどうしても考えられないの。それに、シリウスが他の人の所に行っちゃうって思ったら、無理にでも引き止めていた自分がいて・・本当に遅いけど、気持ちに気付いたの。バカでごめん・・・・ 私・・・シリウスが・・・」
「ストップ!」
まともに見れていなかったシリウスの顔を見た。
驚いてはいないけど、照れていて、明らかに動揺している。
「俺が告白したのに、から告白させるなんてオカシイよな。俺が告白するから、はそれに答えて。 告白された方がやっぱり嬉しいだろ? ・・・・俺はがいない生活なんて考えられないし、オカシイほどの事を考えちゃうんだ。俺だって男だから、をみたらムラムラしちゃう時だって何回もある・・・・ に触れていたいんだ・・・」
見せたことがないぐらい真っ赤で、私の目の前にいるのに、私よりも背が高いのに、小さくなっているように見える。
「お・・・れと付き合ってくれますか?」
「はい。私の恋人になってください・・・・・」
私がそう言うと、何故か私とシリウスは笑い合った。
恥ずかしいから笑いが出る なんて本当にあるんだ・・・・・と思った。
「あ・・りがと・・・・・」
「コレで堂々とイチャつけるな」
「え・・・・?」
シリウスは真上から唇を落としてきて、舌も同時に入れてきた。
ヌルヌルした感覚に驚きを感じる。
お互いキスもした事ない同士なので、自分の出来る全力のキスをした。