「「ボクタチハ、キミノコトガ、ダイスキ。ツキアッテクダサイ」」
私の答えは「YES」。以前よりももっと仲良くなった。
でも、私は見た。女の子の集団に手紙を貰って、照れ笑いをしてる2人を。
その瞬間、私の中で何かが崩れ落ちるような感覚に陥った。助けてもらった人に裏切られた感があった。
"ガサガサッ"
遠くから誰かが歩いてくる音が聞こえた。パッと目が覚めた。こっちに近付いてるような足音。それに、頬を伝う、生暖かい感触。
とっさに"涙が出てる!"って思って頬を拭こうとした。
「あれ・・?涙じゃない・・・・?」
がふと上を見てみると、ポツポツを雨が降ってきた。そして、大雨になってきた。
遠くから、走ってくる音が聞こえたので、どうしようかと思って、しょうがなく、下を向くしか出来なかった。
ザーザーと振ってきて、服も濡れてきた。そして一瞬、雨が自分に当たらなくなった。パッと前を向くと、4本の足に2本の傘。
"フレッドとジョージだ!!"
それ以外考えられなかった。
「「なんでこんな所にいるんだよ」」
間違いじゃなかった。ハモって喋る人なんてフレッドとジョージ以外にいない。
「なによ。別にいいじゃない」
あっ・・・やっぱり私まだ怒ってるんだ・・・・
「ハーマイオニーから聞いたぞ?」
「泣いてるのか?」
「泣いてなんかないもん」
「なんで怒ってるんだよ」
「怒ってなんかないってば!!」
私が立って逃げようとしたら、フレッドが私の手を捕まえた。
「逃げるなよ」
「逃げてなんか・・」
「に避けられると悲しいんだよ」
「なによ!私よりも他の人のほうがいいんじゃないの!?」
「「そんな事誰も言ってないだろ!!」」
「今日女の子に手紙貰って照れてたクセに!!私の前であんな照れた顔見せた事ないじゃない!!!」
「あの手紙はハリーに渡せって言われただけだ!」
「俺達は照れてたのは『2人にはがいるよね』って言われたからだよ」
私の勘違い・・・・・??
「勘違いしないでくれよな」
「俺達は以外の奴の事なんて考えられないから」
そう言ってフレッドとジョージは私の頬へとキスしてくれた。