紅くて、綺麗なモノ.....02
自分の家のベットに連れて行く。
はたから見たら、ただのレイプ魔。 だけど、俺はもっと酷いんだぜ?
「君の血の色はとっても綺麗だね。いっそのこと、この部屋中を君の血で染めて見たいよ。」
小さな傷をつけては、うっすらと血を流させる。
涙よりも綺麗。 まぁ、俺だけだろうけどね。
「ん・・・ッ!」
「目が覚めたのかい?」
「・・・ん・・ッ!」
まだ、呪文は続いてるみたいだね。
「声が出ないのなら、助けは呼べないよね。」
「っあ・・・・!」
「助けてって言ったって、誰も助けには来ないよ。、少しはじっとしたらどうだい?」
「・・・ぃ!」
「痛い?そりゃ痛いだろうね。怪我治してないんだから。あ、言っておくけど、僕はレイプ魔でもなんでもないから。」
「・・?」
「はこういう名前しらない?『ヴォルデモート卿』って。」
勢い良く首を上下に振る。
「それは僕だよ。トム・マールヴォロ・リドル。文字を並べ替えると『私はヴォルデモート』になるだろう?」
頭でイニシャルを並べ替えるなんて出来るわけ無いから、
僕はしょうがなく杖を振って文字を見せる。
驚いたように僕を見て。 でも、脅えていなかった。逆に喜んでいる。
「ぁ・・し・・・か・・き・・・と・・って・・れた」
「アシカキとってくれた?」
不満を持ったのか、首を大きく横に降らす。
「・・・あぁ、『私の仇を取ってくれた』って言いたいワケね」
そういうと、またもや首を大きく振る。
「言っておくけど、僕とは今日初めて会ったんだけど」
「・・お・・ゃ・・の・・・か・・・・とって・・く・・た」
「『親のカタキ?』」
首を縦に振る。
・・・だいたい、言いたい事がつかめた。
「言っておくけど、君の嫌いな奴を好んで消してるワケじゃない。偶然が重なったって事さ。」
「・・あり・・と」
「お礼を言われる筋合いは無いね。僕の楽しみなだけさ。人を殺すのがね。幸せなヤツを見ると壊したくもなる。どうだい?良い考えしてると思わないか?」
大きく首を"横に振る"。
「・・・・気に入った。お前、俺の女にしてやろう」
「・・ゃ・・!」
「拒否権は無い。もし、拒否したら命は無いと思え。俺はお前の血が見たい。拒否されたら拝んでやるよ。」