Promise....02











「ん・・・ッ」





 僕達はの近くで、じーっとが起きるのを待っていたので、
 起きだしたの声に、少々ビクついてしまった。





「あれ・・・ココは?」
「「、目覚めたのかい?」」





 ひょっこり現れた僕等に、の目が飛び出そうな勢い。



「フレッド・・・ジョージ・・・・・?」
「「そうだよ」」
「会いたかった!!」



 はガバッと起き上がり、ジョージに抱きついた。
 フレッドはちょっと羨ましそうな顔をしてるが、まぁ、いいとしよう。



「どうしたの?なんかあった?」
「会いたかった・・・・会いたかったから逃げてきたの!!」
「逃げてきた・・?」



 はジョージから少し離れたが、完全には離れようとはしない。





「私、お母様に婚約させられそうになったの。だから、逃げてきた・・・・昔2人と、"結婚しようね"って約束してたの覚えてる?私、その約束を守ろうとしてきたのに・・・・婚約なんて絶対いや・・・二人と一緒が良い・・・・」





 は涙をポロポロ流し、さっきとは違うように、優しく抱きついてきた。
 よくよく見れば、頬や足には数箇所のかすり傷、きり傷が多数見える。



はね、この家の前ので倒れていたの。
 未成年だから魔法は使えないから、遠い所から歩いてきたらしいの」



 ママはジュースをお盆において、持ってきた。


ちゃん。大丈夫?疲れてない?」
「大丈夫です・・・・すいません、服借りたみたいで」
「大丈夫よ!ジニーのなんだから・・・ちょっと大きいみたいだけど」
、逃げてきたら心配するんじゃないの?の両親」
「心配なんてしない!・・・・婚約だって、政略結婚だもの。相手はアメリカにある魔法界で一番の資産家よ。そうとしか思えない・・・・フレッドとジョージは私の事嫌い・・・?」



 僕達は、心配してるフリをして、本当は嬉しかった。
 キス攻めにしたいほど、嬉しいし、ニヤリと笑ってしまいそうになる。


「「好きに決まってるじゃないか!!」」




 僕らはニコニコしながらに抱きついた。
 小さな体が折れそうなほど、抱きしめていて、ママの呆れた溜息が間近に聞こえた。